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2026年最新版レンタルサーバー徹底比較!|飲食店・小売店のホームページ新規開設向けおすすめランキングと選び方

「ホームページを作ろうと思って調べ始めたら、いきなり『サーバー』と『ドメイン』で手が止まりました」

先日、開業2年目の居酒屋のオーナーさんから、こんな相談を受けました。

メニューも写真も、お店の想いも、頭の中にはちゃんとある。なのに、最初の一歩でつまずく。比較サイトを開けば、聞いたこともないカタカナと英語が並んでいて、どれも「おすすめ」と書いてある。結局よく分からないまま、ブラウザを閉じてしまった――。

これ、本当によくある話です。

デリシャスノーツの長屋です。私はこれまで累計1,000店舗以上の飲食店の集客を支援してきました。グルメサイトの運用、Googleビジネスプロフィールの整備、そしてホームページの制作と運用。その現場で何度も見てきたのが、「サーバー選びでつまずいて、ホームページが半年止まる」という光景です。

もったいない、と心から思います。

なぜなら、サーバー選びは、実はそこまで難しい話ではないからです。お店の物件探しにたとえれば、驚くほどすっきり整理できます。そして、飲食店や小売店のホームページなら、「この条件さえ押さえれば大丈夫」というポイントは、ほぼ決まっています。

この記事では、これから初めてホームページを開設するオーナーさんに向けて、次のことを1本にまとめました。

  • レンタルサーバーとは何か(専門用語を店の言葉に置き換えて説明します)
  • 失敗しないサーバーの選び方10項目
  • 主要8社の比較表と、当社基準の総合ランキング
  • ロリポップ!のプランの選び方
  • 業種・用途別のおすすめ
  • 申込からホームページ公開までの手順
  • 現場で実際に見た「契約前に知っておきたかった」失敗談
  • よくある質問

長い記事です。忙しいオーナーさんは、まず次の「結論」だけ読んでください。それで判断できるように書いています。

目次

結論:当社基準の総合1位は「ロリポップ!ハイスピードプラン」

先に結論を言い切ります。

これから飲食店・小売店のホームページを新しく作るなら、当社の評価では「ロリポップ!ハイスピードプラン」が総合1位です。

理由は3つあります。

理由1:店のホームページに必要なものが、最初から全部入っている

ハイスピードプランは、店のホームページに欠かせない機能が標準で揃っています。

  • 独自ドメインが2個、ずっと無料(12ヶ月以上の契約かつ自動更新が条件)
  • 自動バックアップが無料
  • WordPress(ホームページを作るための定番ソフト)を簡単にインストールできる
  • 容量700GB(店のホームページなら、まず使い切れない広さです)

あとから「やっぱりバックアップも付けておけばよかった」「ドメイン代が毎年かかるなんて知らなかった」とならない。これは、ホームページの管理に慣れていないオーナーさんにとって、何よりの安心材料です。

理由2:月660円から。しかも1ヶ月単位でも始められる

料金は36ヶ月契約で月660円(税込)、12ヶ月契約で月1,045円、1ヶ月契約なら1,430円。初期費用は0円です(2026年10月3日時点の公式値)。

ランチ1回分にも満たない金額で、24時間365日、お店の案内係が働き続けてくれる。そう考えると、決して高い投資ではありません。さらに、10日間の無料お試しがあるので、「触ってみてから決める」ことができます。

理由3:当社自身が契約し、毎日使っている

これがいちばん大きな理由です。

当社はロリポップ!ハイスピードプランを契約し、自社で運営している複数のサイト――自動販売機の口コミサイト「自販機ログ」や、日本酒の情報サイトなど――を、1つの契約・700GBの中に同居させて運用しています。さらに、お客様である飲食業界の団体のWordPressサイトも、ロリポップ!ハイスピードで構築・運用しています。サーバーに備わっているLiteSpeed(ライトスピード)という仕組みのキャッシュ機能のおかげで、ページの表示が速いのを日々実感しています。

カタログの数字だけでなく、自分たちの財布で払って、自分たちの手で動かしてきた。だから、自信を持っておすすめできます。

もちろん、他社にもそれぞれの良さがあります。エックスサーバーの永久無料ドメインと14日分の自動バックアップ、ConoHa WINGの毎日バックアップ、ColorfulBoxの30日間お試しなど、正直に「ここは良い」と思う点は、この記事の中でしっかり書いていきます。比べたうえで、あなたのお店に合うものを選んでください。

そもそもレンタルサーバーとは?「テナント物件」で考えると一発で分かる

ここからは、サーバーもドメインも初めて、というオーナーさんのために、基本から順番にお話しします。

サーバーは「お店を出すテナント物件」

ホームページは、インターネット上の「お店」です。メニューを並べ、写真を飾り、営業時間を貼り出し、お客様を迎える場所。

そのお店を構えるための物件が、サーバーです。

ホームページの中身――文章、写真、メニュー表、予約ボタン――は、すべてデータです。そのデータを置いておき、お客様がスマホで見に来たときに「どうぞ」と差し出してくれるコンピューターが、サーバーです。インターネットにつながったまま、24時間止まらずに動き続けています。

自分でそのコンピューターを買って、店の奥に置いて、24時間電源を入れっぱなしにして、故障したら自分で直す……というのは、現実的ではありませんよね。自分で土地を買ってビルを建てるようなものです。

そこで、専門の会社が持っている大きなビルの「一室」を、月いくらで借りる。これがレンタルサーバーです。ビルの管理(電気、空調、警備、修繕)は大家さんである会社がやってくれるので、あなたは自分の部屋の内装、つまりホームページの中身づくりに集中できます。

飲食店のオーナーさんなら、この感覚はよくご存じのはずです。物件を選ぶときは、家賃、広さ、立地、設備、管理会社の対応を見ますよね。サーバー選びもまったく同じです。

お店の物件 レンタルサーバー
家賃 月額料金
広さ(坪数) 容量(GB)
前面道路の広さ・入りやすさ 表示速度
停電しない・水漏れしない 安定性(止まらないこと)
防犯カメラ・保険 セキュリティ・自動バックアップ
管理会社の対応 サポート
内見 無料お試し期間

この表を頭に置いておくと、この先の話がすっと入ってくると思います。

ドメインは「お店の住所」

次にドメインです。

ドメインとは、○○○.com や ○○○.jp のような、インターネット上の住所です。お客様は、この住所を頼りにあなたのお店(ホームページ)にたどり着きます。名刺やショップカード、チラシ、Googleマップに載せるURLの中心になる部分です。

ここで大事なのは、物件(サーバー)と住所(ドメイン)は別物だということ。

現実の世界では、物件を引っ越せば住所も変わります。でもインターネットの世界では、住所(ドメイン)はそのままに、物件(サーバー)だけを引っ越すことができます。これは本当に便利な仕組みで、たとえば数年後にもっと広いサーバーへ移るときも、お客様に案内しているURLは変えずに済みます。

逆に言うと、住所を手放したら、それまで積み上げた信用ごと失うということでもあります。名刺に刷ったURL、Googleマップに登録したURL、お客様がブックマークしてくれたURL、他のサイトから貼ってもらったリンク。すべてがその住所に紐づいています。だからドメインは、必ず「お店の名義」で、長く持ち続けられる形で取ってください。このあと失敗談の章で詳しくお話しします。

独自ドメインの決め方(どんな文字列にするか、.com と .jp のどちらにするか)については、飲食店のホームページの作り方をまとめた記事で詳しく書いています。あわせて読んでみてください。

ホームページ開設に必要な「3点セット」

ホームページを開くのに必要なものは、次の3つです。

  1. サーバー(物件)……データを置いて、お客様に見せる場所
  2. ドメイン(住所)……お客様がたどり着くための目印
  3. ホームページの中身(内装と看板)……文章・写真・メニュー。いまはWordPress(ワードプレス)という無料のソフトで作るのが定番です

さらに、もう1つ付け加えるならSSL(エスエスエル)です。

SSLとは、ホームページとお客様のスマホの間のやりとりを暗号化する仕組みで、これが入っているとURLが https:// で始まり、ブラウザに鍵のマークが付きます。入っていないと、ブラウザによっては「保護されていない通信」と表示されてしまいます。お店の入口に「この店、大丈夫?」と貼り紙をされているようなものです。予約フォームやお問い合わせフォームを置くなら、SSLは必須だと考えてください。

ありがたいことに、今どきの主要なレンタルサーバーの多くは、このSSLを無料で使えるようにしています。ロリポップ!も無料の独自SSLに対応しているので、追加費用なしで https:// のホームページにできます。

「サーバー会社」と「ドメイン会社」が別のこともある

少しだけ補足です。

サーバーとドメインは、同じ会社でまとめて契約することもできますし、別々の会社で契約することもできます。たとえば当社は、ドメインはGMOペパボの「ムームードメイン」で管理しています。ロリポップ!も同じGMOペパボのサービスなので、長く付き合っている会社のサービスでまとめられるのは、管理する側としても気がラクです。

初めての方は、「サーバーの契約特典で無料になる独自ドメインを使う」のがいちばん簡単です。ロリポップ!ハイスピードプランなら、条件を満たせば独自ドメインが2個ずっと無料になります。1つをお店のホームページに、もう1つを将来の2号店や通販サイト用に取っておく、という使い方もできます。

レンタルサーバーの4つの種類と「店のホームページなら共用で十分」な理由

レンタルサーバーには、大きく分けて4つの種類があります。これも物件にたとえると分かりやすいです。

共用サーバー=「商業ビルのテナント区画」

1台の大きなサーバーを、たくさんの利用者で分け合って使う形です。商業ビルの1フロアを区切って、たくさんのお店が入っているイメージ。

  • 月数百円〜千円台で借りられる
  • 管理(セキュリティ更新や機械の保守)は全部会社がやってくれる
  • 専門知識がなくても使える
  • 隣の区画の影響を受けることがゼロではない(最近は各社とも対策が進んでいます)

この記事で比較する8社は、すべてこの共用サーバーのプランです。

VPS=「自分で内装工事をするスケルトン物件」

1台のサーバーの中を仮想的に区切って、自分専用の区画として使う形です。区画の中は自由にいじれますが、配線や設備の設定も自分でやる必要があります。スケルトン物件を借りて、厨房設備から自分で入れるイメージですね。

自由度は高い反面、サーバーの知識が必要です。システム開発をする会社やエンジニア向けで、店のホームページのためにわざわざ選ぶものではありません。

専用サーバー=「一棟まるごと借り」

1台のサーバーを丸ごと1社で使う形です。ビル一棟を借り切るようなもので、性能も自由度も最高ですが、費用も管理の手間も桁違い。大規模な通販サイトや、膨大なアクセスがあるメディア向けです。

クラウドサーバー=「必要なときに必要なだけ広げられる物件」

使った分だけ料金を払い、繁忙期にはすぐ広げ、閑散期には縮められる形です。柔軟ですが、料金の仕組みが複雑で、設定にも知識が要ります。

飲食店・小売店なら、共用サーバーで十分です

ここは言い切ります。個人経営の飲食店や小売店のホームページなら、共用サーバーで十分です。

店のホームページに載せるのは、トップページ、メニュー、店舗情報、アクセス、予約・問い合わせ、お知らせ、採用情報……といったところ。ページ数にして数十ページ、写真を合わせても、容量はごくわずかです。1日に何十万人が押し寄せるような規模ではありません。

それより大事なのは、専門知識がなくても、毎日のメニュー更新やお知らせ投稿が迷わずできること。そして、機械の面倒を自分で見なくていいことです。営業しながらサーバーの保守までやるのは、厨房に立ちながらビルの電気設備を点検するようなもの。そこはプロに任せて、あなたは料理と接客と、ホームページの「中身」に時間を使ってください。

無料サーバー・ホームページ作成サービス・グルメサイトだけでは、なぜダメなのか

「わざわざお金を払わなくても、無料で作れるサービスがあるでしょう?」

これもよく聞かれます。結論から言うと、「試しに作ってみる」なら無料のサービスもアリ。でも、お店の看板として長く使うなら、レンタルサーバー+独自ドメインをおすすめします。理由をお話しします。

無料サーバー:広告と制限が付いてくる

無料で使えるサーバーもあります。ただし多くの場合、ページに運営会社の広告が表示されたり、容量や機能に制限があったり、サービス自体が終了したりする可能性があります。

自分のお店の看板の横に、知らない会社の広告が勝手に貼られる。しかも、いつ大家さんが「このビル、閉めます」と言い出すか分からない。お店の看板としては、ちょっと心もとないですよね。

ホームページ作成サービス(Wix・ペライチなど):手軽さは魅力、ただし「住まいごと借りている」

Wixやペライチなどのホームページ作成サービスは、サーバーと作成ツールがセットになっていて、ドラッグ&ドロップで見た目の整ったページが作れます。デザインの専門知識がなくても、短時間で形になるのは大きな魅力です。私も、「まず1枚でいいから、今週中にページが欲しい」という方には選択肢としてお伝えすることがあります。

一方で、知っておいてほしいことがあります。

これらのサービスで作ったホームページは、基本的にそのサービスの中でしか動きません。家具付きの部屋を借りているようなもので、引っ越すときに家具(デザインや仕組み)は持ち出せないことがほとんどです。将来「もっと機能を足したい」「別の会社に運用を頼みたい」と思ったとき、作り直しになる可能性があります。

また、独自ドメインを使うには有料プランが必要なことが多く、気づけば月額がレンタルサーバーより高くなっていた、というケースもあります。

WordPressとレンタルサーバーの組み合わせは、世界中で使われている「標準規格」の物件です。どのサーバー会社に引っ越しても、どの制作会社に頼んでも、基本的にそのまま使えます。長く育てる店の資産として考えるなら、この差は大きいと私は考えています。

グルメサイトだけ:集客の入口にはなるが、「自分の住所」ではない

飲食店の方からいちばん多いのが、これです。

「食べログもぐるなびもあるし、Googleマップにも出ている。ホームページ、いる?」

正直に言います。グルメサイトだけで十分に回っているお店は、実際にあります。グルメサイトは強力な集客の入口ですし、私も長年その運用を支援してきました。

ただ、グルメサイトのページは、あくまでグルメサイトの建物の中の一区画です。掲載プランをやめれば、ページは縮小されたり、見せ方が変わったりします。どんな情報をどの順番で見せるかも、最終的にはその媒体のルールの中で決まります。

一方、独自ドメインのホームページはあなたの名義の住所です。何年たっても消えないし、何を載せるかはあなたが決められる。こだわりの仕入れの話も、スタッフ募集も、通販も、全部自分の言葉で載せられます。

最近は、Googleマップや、AIを使った検索で「この店の公式情報はどこか」が重視されるようになってきました。Googleビジネスプロフィールに「公式ホームページ」として独自ドメインのURLを登録しておくことは、お店の情報の「出どころ」をはっきりさせることにつながります。

グルメサイトは入口、ホームページは決め手。私はいつもそうお伝えしています。役割が違うので、どちらか一方ではなく、両方を使い分けるのが理想です。

ホームページにどれくらいの費用をかけるべきか、グルメサイトとの費用対効果をどう考えるかは、飲食店のホームページ制作費用の記事で詳しく整理しています。サーバー代はその中の「ランニング費用」のごく一部です。全体像をつかみたい方は、ぜひあわせて読んでみてください。

失敗しないレンタルサーバーの選び方10項目

ここからが本題です。物件の内見でチェックするポイントがあるように、サーバー選びにもチェックポイントがあります。

ただし、比較サイトに載っている項目をすべて同じ重さで見る必要はありません。大事なのは、「その項目が足りないと、お店の営業で何が困るのか」で考えることです。10項目それぞれ、店の目線で説明します。

1. 月額料金は「契約期間ごとの値段」と「更新後の値段」で見る

まず家賃です。

レンタルサーバーの料金は、契約期間によって月額が大きく変わります。36ヶ月(3年)契約がいちばん安く、12ヶ月、3ヶ月、1ヶ月と短くなるほど高くなるのが一般的です。たとえばロリポップ!ハイスピードプランなら、36ヶ月で月660円、12ヶ月で月1,045円、1ヶ月で1,430円です。同じプランでも倍以上の差があります。

もう1つ注意したいのが、「初回だけ安い」料金です。

サーバー会社によっては、最初の契約期間だけ割引価格になっていて、更新するときに通常価格に戻るものがあります。今回比較する中では、mixhostとColorfulBoxが公式サイトで初回価格と更新価格を分けて表示しています。たとえばColorfulBoxのBOX2は、36ヶ月契約で初回月484円、更新時は月968円です。

これは決して悪いことではありません。ちゃんと公式に書いてあるので、分かったうえで選べば何の問題もない。困るのは、看板に書かれたいちばん安い金額だけを見て契約し、3年後の更新請求で驚くことです。

お店の物件でも、「フリーレント3ヶ月」の後にいくらになるかを見ずに契約する人はいませんよね。サーバーも同じで、3年間・6年間でトータルいくらかかるかを電卓で出してから選んでください。

店にとって困ること:更新時の値上がりを知らずに予算を組むと、毎年の固定費の見通しが狂う。

2. 表示速度:「入りやすい店構え」と同じ

ホームページの表示が遅いと、お客様は待ってくれません。スマホで店名を検索して、タップして、真っ白な画面が3秒、4秒と続いたら……多くの人は戻るボタンを押して、隣の店のページを開きます。

入口が狭くて、扉が重くて、なかなか中に入れない店。それが「表示の遅いホームページ」です。

表示速度を左右するのは、サーバー側の仕組みと、ホームページ側の作り(写真の大きさなど)の両方です。サーバー側でチェックしたいのは、次のような公式の記載です。

  • LiteSpeed(ライトスピード)……ホームページを高速に配信するためのWebサーバーソフト。WordPress用の「LiteSpeed Cache」と組み合わせると、一度作ったページを素早く出し直せる
  • nginx(エンジンエックス)……こちらも高速な配信で広く使われているソフト
  • NVMe(エヌブイエムイー)……データを保存する装置の種類。読み書きが速い

ロリポップ!ハイスピードプランは、公式で「Nginx+LiteSpeed」の構成をうたっています。当社が飲食業界団体のWordPressサイトをハイスピードプランで運用している中でも、LiteSpeedのキャッシュを効かせたときの表示の軽さは実感しています。

なお、「どのサーバーが何秒速い」という数字は、測る条件によって大きく変わります。この記事では、出典のはっきりしない速度の数字は載せません。各社が公式に何の技術を採用しているか、で比較しています。

店にとって困ること:ページが遅いと、予約ボタンにたどり着く前にお客様が離れていく。

3. 容量:店のホームページなら「300GB以上」で困ることはまずない

容量は物件の広さです。

ただ、ここは正直に言います。店のホームページで容量が足りなくなることは、まずありません。今回比較するサーバーは、どれも300GB以上。料理写真を毎日アップしても、何年も使い切れない広さです。

容量の差が意味を持つのは、「1つの契約で、複数のサイトを運営したい」ときです。たとえば当社は、ロリポップ!ハイスピードプランの1契約・700GBの中に、自販機の口コミサイト「自販機ログ」や日本酒の情報サイトなど、自社で運営する複数のサイトを同居させています。写真がたくさん載るサイトを複数並べても、容量で窮屈になったことはありません。

お店で言えば、「1号店のホームページ」「2号店のホームページ」「通販サイト」「採用専用サイト」を、1つの物件の中で回せるイメージです。将来の展開を考えるなら、広めの物件を選んでおいて損はありません。

店にとって困ること:容量そのものより、「複数サイトを置けるか」「将来の2号店・通販に対応できるか」が分かれ目。

4. 安定性:営業中に「停電」しないこと

ホームページが止まると、その間はお店の看板が消えています。

金曜の夜、宴会の幹事さんがお店を探してホームページを開いたら、エラー画面だった。それだけで、10名の予約が隣の店に流れてしまうかもしれません。

各社とも安定稼働のための対策をとっていますが、「稼働率○○%」といった数字は、測り方や表示の仕方が会社によって違います。この記事では、出典を確認できない稼働率の数字は載せていません。大手で長く運営されているサービスを選ぶこと、そして万一のときのバックアップ(次の項目)があることが、店の側でできる現実的な備えです。

店にとって困ること:繁忙期・予約の多い時間帯にページが見られないと、機会損失がそのまま売上に響く。

5. WordPress簡単インストール:これがないと、初日でつまずく

WordPressは、ホームページを作るための無料ソフトで、世界中で使われています。ブログを書く感覚でページを作れて、メニューやお知らせの更新もスマホからできます。

ただ、WordPressを手作業でサーバーに入れようとすると、データベースの作成やファイルの転送など、専門的な作業が必要です。ここで挫折する人が本当に多い。

そこで各社が用意しているのが、「WordPress簡単インストール」の機能です。管理画面でサイト名やユーザー名を入れてボタンを押すだけで、WordPressが使える状態になります。今回比較する8社は、すべてこの機能を用意しています。

店にとって困ること:この機能がないと、ホームページ作りの入口で専門家を呼ぶことになる。

6. 無料SSL:「鍵マーク」のない店には、誰も個人情報を書かない

先ほども触れたSSLです。URLが https:// になり、鍵マークが付く仕組みですね。

予約フォームや問い合わせフォームに、お客様は名前や電話番号、メールアドレスを書きます。その入口に「保護されていない通信」と出ていたら、手が止まって当然です。

SSLには有料のものもありますが、店のホームページなら無料のSSLで十分です。契約前に、公式サイトで「無料独自SSL」に対応しているかを確認してください。

店にとって困ること:SSLがないと、フォームからの予約・問い合わせが減り、ブラウザに警告が出て信用を落とす。

7. 自動バックアップ:「火災保険」は最初から入っておく

ここは、私がいちばん強くお伝えしたい項目です。

ホームページは、ある日突然壊れることがあります。WordPressの更新で表示が崩れた。誤ってページを消してしまった。プラグイン(追加機能)を入れたら真っ白になった。不正アクセスで書き換えられた。現場では、どれも実際に起きることです。

そんなとき、昨日や1週間前の状態に戻せるかどうかで、復旧にかかる時間がまったく違います。バックアップがあれば数分〜数時間で戻せることも、なければ作り直しになりかねません。

お店で言えば、火災保険です。入っていないときに限って、火事は起きます。

大事なのは、「自動で」「無料で」取ってくれるかどうか。手動でバックアップを取る方法もありますが、忙しい営業の合間に毎日やるのは現実的ではありません。

ここで、ロリポップ!について正直に書いておきます。ロリポップ!は、ハイスピードプランとエンタープライズプランは自動バックアップが無料ですが、ライトプランとスタンダードプランには無料の自動バックアップが付いていません(7世代分のバックアップは月440円の有料オプション)。

ライトプランの36ヶ月契約は月330円ですが、バックアップを付けると月770円になり、ハイスピードプランの月660円を上回ります。だから当社は、店のホームページにはハイスピードプランをおすすめしています。この話は、プラン比較の章でもう一度詳しくします。

他社では、エックスサーバー(14日分・無料)、ConoHa WING(毎日・14日分・無料)など、自動バックアップを無料で付けているところが増えています。ここは各社とも力を入れている部分です。

店にとって困ること:バックアップがないと、トラブル1回でホームページを作り直すことになり、その間お店の看板が消える。

8. 無料独自ドメイン:毎年の「住所代」がかからない

独自ドメインは、通常は毎年の更新料がかかります。それが、サーバー契約の特典として無料になるサービスがあります。

ここで見てほしいのは、「いつまで無料か」と「条件は何か」です。

  • ロリポップ!ハイスピード:2個ずっと無料(12ヶ月以上の契約かつ自動更新が条件)
  • エックスサーバー:永久無料(12ヶ月契約で1つ、24ヶ月以上で2つ)
  • ConoHa WING(WINGパック):2つ無料
  • シン・レンタルサーバー:永久無料1つ
  • ColorfulBox:永久無料(12ヶ月以上)
  • mixhost:初年度のみ無料

このように、「ずっと無料」なのか「初年度だけ無料」なのかで、長い目で見た負担が変わります。条件の細かいところは、必ず各社の公式ページで確認してください。

店にとって困ること:「初年度無料」と知らずに使っていると、2年目以降に住所代の請求が来る。条件から外れると無料でなくなる場合もある。

9. サポート:困ったときに「管理会社」に電話がつながるか

ホームページを触っていると、必ず「これ、どうすればいいの?」という場面が出てきます。そのときに頼れる窓口があるかどうかは、初心者にとって大事です。

サポートの形は、メール、チャット、電話などがあり、会社やプランによって対応範囲や受付時間が違います。契約前に、公式サイトで「どの方法で、何時から何時まで受け付けているか」を確認しておきましょう。

あわせて見ておきたいのが、公式のマニュアルやよくある質問がどれだけ充実しているかです。実際には、困ったことの大半は、マニュアルを検索すれば解決します。夜中の閉店後にしかホームページを触れないオーナーさんにとっては、24時間読めるマニュアルのほうが頼りになることも多いのです。

店にとって困ること:営業時間外にしか作業できないのに、サポートが日中だけだと、つまずいたまま次の休みまで止まる。

10. 無料お試しと管理画面のわかりやすさ:「内見」してから決める

最後は内見です。

いくら条件が良くても、実際に触ってみて「管理画面がどこに何があるのか分からない」では続きません。毎日使うのは、あなたやスタッフさんです。

多くのサーバー会社には、契約前に無料で使ってみられる「お試し期間」があります。

  • ロリポップ!:10日間
  • エックスサーバー:10日間
  • シン・レンタルサーバー:最大10日間
  • さくらのレンタルサーバ:14日間(クレジットカード登録不要)
  • ColorfulBox:30日間
  • mixhost:お試しはなく、30日間の返金保証

お試し期間中に、WordPressを入れてみて、トップページに店名と営業時間を1行書いてみる。それだけで、「この管理画面なら続けられそうか」が分かります。

ロリポップ!の管理画面は、初めての方でも、メニューの名前を読めば何ができるか見当がつく作りになっていると、私は感じています。初めての方は、お試し期間中に「メニューの名前を順番に開いてみる」だけでも、全体像がつかめます。

店にとって困ること:触ってみずに契約すると、「使いにくい」と感じても長期契約で動けなくなる。

10項目の優先順位:迷ったらこの順で見る

10項目を全部同じ重さで比べると、かえって迷います。飲食店・小売店のホームページなら、私は次の順番で見ることをおすすめしています。

  1. 自動バックアップが無料で付いているか(壊れたときに戻せるか)
  2. 独自ドメインがずっと無料か(住所代が毎年かからないか)
  3. WordPress簡単インストールと無料SSLがあるか(すぐ始められるか)
  4. 契約期間ごと・更新後の料金(続けられる家賃か)
  5. 表示速度を支える仕組み(LiteSpeedなど)
  6. 無料お試しがあるか(内見できるか)
  7. 容量・サポート・管理画面

上の4つは「ないと困るもの」、下は「あると助かるもの」です。この順番で見ると、自然と候補が絞れてきます。

【2026年最新版】レンタルサーバー8社の比較一覧表

それでは、主要8社を並べてみます。各社の公式サイトに掲載されている、2026年10月3日時点の値です(すべて税込)。

料金の比較表

サーバー(プラン) 36ヶ月契約の月額 12ヶ月契約の月額 最短期間の料金 初期費用
ロリポップ! ハイスピード 660円 1,045円 1ヶ月 1,430円 0円
エックスサーバー スタンダード 990円(キャッシュバックで実質495円・10/5まで) 1,100円(実質550円) 3ヶ月 1,320円 0円
ConoHa WING ベーシック(WINGパック) 649円(10/7までのキャンペーン価格) 991円 3ヶ月 1,331円 無料
シン・レンタルサーバー ベーシック 1,078円(実質754円・10/7まで) 1,232円(実質862円) 3ヶ月 1,386円 0円
ColorfulBox BOX2 484円(初回・更新時968円) 583円(初回・更新時1,166円) 1ヶ月 1,452円 無料(3ヶ月以上の契約)
さくらのレンタルサーバ スタンダード 500円 550円 毎月払い 660円 無料
mixhost スタンダード 858円(初回・更新時1,298円) 968円(初回・更新時1,518円) 3ヶ月 1,188円 —(公式で要確認)
heteml 1,430円 2,255円 3ヶ月 2,860円 無し

機能の比較表

サーバー(プラン) 容量 無料独自ドメイン WordPress簡単インストール 自動バックアップ 無料お試し 配信の仕組み
ロリポップ! ハイスピード 700GB 2個ずっと無料(12ヶ月以上かつ自動更新) あり 無料 10日間 Nginx+LiteSpeed
エックスサーバー スタンダード 500GB(NVMe) 永久無料(12ヶ月で1つ・24ヶ月以上で2つ) あり 14日分・無料 10日間 nginx
ConoHa WING ベーシック(WINGパック) 500GB 2つ無料 あり 毎日・14日分・無料 —(公式で要確認) LiteSpeed+nginx
シン・レンタルサーバー ベーシック 700GB(NVMe) 永久無料1つ あり 14日分 最大10日間 nginx
ColorfulBox BOX2 700GB 永久無料(12ヶ月以上) あり あり 30日間 LiteSpeed
さくらのレンタルサーバ スタンダード 300GB —(公式で要確認) あり あり 14日間(クレジットカード不要) —(公式で要確認)
mixhost スタンダード 無制限 初年度のみ無料 あり 14日間 なし(30日間返金保証) LiteSpeed
heteml 600GB(SSD) 有料SSL契約時のみ(詳細は公式で要確認) あり 最大14日 —(公式で要確認) —(公式で要確認)

※2026年10月3日時点の各社公式サイト掲載値(出典:lolipop.jp/pricing/、xserver.ne.jp/price/、conoha.jp/pricing/、rs.sakura.ad.jp/plan/、shin-server.jp/service/price.php、mixhost.jp/hosting/web/、colorfulbox.jp/price/、heteml.jp/service/charge/)。キャンペーンは期間限定のため、最新の料金・条件は各公式サイトでご確認ください。「—(公式で要確認)」は、当社が公式サイトで確認できなかった項目です。

当社基準の総合ランキング|評価のものさしを先に明かします

ランキングを出す前に、どういう基準で順位を決めたのかを明らかにしておきます。基準が見えない「おすすめ」は、読む側にとって判断材料になりませんから。

評価軸(飲食店・小売店のホームページを新規開設する場合)

評価軸 見たところ 重み
① 店に必要な機能が標準で揃うか 自動バックアップ無料・無料独自ドメインの期間と数・WordPress簡単インストール 最重視
② 続けやすい料金か 36ヶ月・12ヶ月の月額、更新後の料金、キャンペーン終了後の見通し 重視
③ 表示速度を支える仕組み LiteSpeed・nginx・NVMeなど公式に記載された構成 重視
④ 無料で試せるか 無料お試しの有無と日数 参考
⑤ 当社の運用実績 当社が実際に契約・運用しているか 参考

この基準で並べた結果が、次のランキングです。あくまで「これから初めて店のホームページを作る飲食店・小売店」という条件での当社の評価であって、サーバーそのものの優劣を決めるものではありません。ブログで大量のアクセスを集めたい方、開発をする方など、目的が違えば順位も変わります。

順位 サーバー(プラン) ひとことで言うと
1位 ロリポップ! ハイスピード 必要な機能が全部入りで月660円から。当社が実際に使っている
2位 エックスサーバー スタンダード 永久無料ドメインと14日分の無料バックアップ。総合力が高い
3位 ConoHa WING ベーシック 毎日の無料バックアップとLiteSpeed。キャンペーン時は手頃
4位 シン・レンタルサーバー ベーシック 700GBのNVMeと永久無料ドメイン。キャンペーンで実質価格が下がる
5位 ColorfulBox BOX2 30日間のお試しとLiteSpeed。更新後の料金も確認して選ぶ
6位 さくらのレンタルサーバ スタンダード 月500円台で、クレジットカード不要の14日お試し
7位 mixhost スタンダード 容量無制限とLiteSpeed。更新料金とドメイン条件を確認
8位 heteml GMOペパボの老舗。複数サイトをじっくり運用する人向け

ここからは、1社ずつ「良いところ」「契約前に確認したいところ」「向いているお店」を書いていきます。

1位:ロリポップ! ハイスピードプラン

評価のポイント:店のホームページに必要な「自動バックアップ無料」「独自ドメイン2個ずっと無料」「WordPress簡単インストール」が全部標準で揃い、36ヶ月契約なら月660円。しかも当社自身が契約し、複数サイトを運用している。

ロリポップ!は、GMOペパボが運営するレンタルサーバーです。長く続いているサービスなので、名前を聞いたことがある方も多いと思います。

その中でもハイスピードプランは、ロリポップ!の主力プランです。私が1位に推す理由を、良いところと、正直に確認してほしいところに分けて書きます。

良いところ

  • 自動バックアップが無料。火災保険が最初から付いている物件です。前に書いたとおり、ロリポップ!の下位プラン(ライト・スタンダード)ではバックアップが有料なので、ここがハイスピードを選ぶ最大の理由になります
  • 独自ドメインが2個ずっと無料。12ヶ月以上の契約かつ自動更新にしておけば、住所代がずっとかかりません。お店のホームページ用と、2号店・通販用に1つずつ、という使い方ができます
  • 月660円から(36ヶ月契約)。今回の8社の中でも、キャンペーンに頼らない通常の料金表として手の届きやすい水準です。12ヶ月なら月1,045円、1ヶ月なら1,430円と、短い期間から始められるのも助かります
  • Nginx+LiteSpeedの構成。当社が運用している飲食業界団体のWordPressサイトでも、LiteSpeedのキャッシュを使って軽快に表示できています
  • 容量700GB。当社は1契約の中に「自販機ログ」や日本酒の情報サイトなど複数のサイトを同居させていますが、窮屈さを感じたことはありません。2号店、3号店とホームページを増やしても、1つの物件で回せます
  • 初期費用0円・10日間の無料お試し。内見してから決められます
  • GMOペパボのサービス群。当社はドメインをGMOペパボのムームードメインで長く管理しています。同じ会社のサービスでまとめられる安心感があります

契約前に確認したいところ

  • 独自ドメインが「ずっと無料」になるのは、12ヶ月以上の契約かつ自動更新が条件です。1ヶ月契約で始める場合は対象外になるので、ドメインも無料で使いたいなら12ヶ月以上で申し込みましょう
  • 月660円は36ヶ月契約の場合の月額です。12ヶ月契約なら月1,045円。どの期間で申し込むかで支払額が変わるので、申込画面で総額を確認してください
  • 同じロリポップ!でも、ライト・スタンダードプランには無料の自動バックアップがありません。プラン名を間違えないように申し込んでください

向いているお店

  • これから初めてホームページを作る、個人経営の飲食店・小売店
  • 将来、2号店や通販サイト、採用サイトを増やすかもしれないお店
  • サーバーの細かい設定に時間を使いたくない、営業で忙しいオーナーさん

2位:エックスサーバー スタンダード

評価のポイント:永久無料の独自ドメイン(24ヶ月以上の契約で2つ)と、14日分の無料自動バックアップ。必要な機能の揃い方は1位に迫る。通常の月額(36ヶ月で990円)は1位より高いが、キャンペーン時は実質価格が大きく下がる。

エックスサーバーは、レンタルサーバーを調べると必ず名前が挙がる大手です。正直に言って、総合力の高いサービスです。

良いところ

  • 独自ドメインが永久無料。12ヶ月契約で1つ、24ヶ月以上の契約で2つ。条件がシンプルで分かりやすい
  • 自動バックアップが14日分・無料。2週間前までさかのぼって戻せるのは心強いです
  • 容量500GBのNVMe。読み書きの速い保存装置を使っていると公式に明記されています
  • 10日間の無料お試し・初期費用0円。
  • 2026年10月3日時点では、キャッシュバックのキャンペーンで36ヶ月契約が実質月495円(10月5日まで)。キャンペーン時の実質負担はかなり軽くなります

契約前に確認したいところ

  • キャンペーンの「実質価格」は、キャッシュバックを差し引いた計算です。通常の月額は36ヶ月で990円、12ヶ月で1,100円なので、更新時の料金も含めて総額で比べるのがおすすめです
  • 最短の契約期間は3ヶ月です。1ヶ月単位で試しに使うことはできません(その代わり10日間の無料お試しがあります)

向いているお店

  • 長く使うことを前提に、24ヶ月以上の契約で始められるお店
  • バックアップを長めに持っておきたい方
  • キャンペーン期間に合わせて契約できる方

3位:ConoHa WING ベーシック(WINGパック)

評価のポイント:毎日・14日分の無料自動バックアップ、独自ドメイン2つ無料、LiteSpeed+nginxの構成と、機能面は充実。36ヶ月の月額は10月7日までのキャンペーン価格で649円。無料お試しは公式で確認できなかったため、その分を差し引いて3位。

ConoHa WINGは、GMOインターネットグループが運営するレンタルサーバーです。

良いところ

  • 自動バックアップが毎日・14日分・無料。「毎日」と明記されているのは安心材料です
  • 独自ドメインが2つ無料(WINGパック)
  • LiteSpeed+nginx。表示速度を支える仕組みがしっかり用意されています
  • 容量500GB・初期費用無料。
  • 2026年10月3日時点では、36ヶ月契約が月649円(10月7日までのキャンペーン価格)。12ヶ月契約は月991円です

契約前に確認したいところ

  • 649円はキャンペーン価格です。キャンペーンが終わった後の料金と、更新時の料金を公式で確認してから選びましょう
  • 無料お試しについては、当社が確認した公式の料金ページには記載がありませんでした。契約前に公式サイトで最新の条件を確認してください
  • 最短の契約期間は3ヶ月(1,331円)です

向いているお店

  • 毎日のバックアップを重視したいお店
  • キャンペーン期間を活用して、長期契約でコストを抑えたい方

4位:シン・レンタルサーバー ベーシック

評価のポイント:700GBのNVMe、永久無料の独自ドメイン1つ、14日分の自動バックアップ。キャンペーン時の実質価格は手頃だが、通常の月額(36ヶ月で1,078円)は上位3社より高め。

シン・レンタルサーバーは、エックスサーバーのグループが提供しているサービスです。

良いところ

  • 容量700GBのNVMe。広さと読み書きの速さを両立しています
  • 独自ドメインが永久無料で1つ。
  • 自動バックアップ14日分。
  • 最大10日間の無料お試し・初期費用0円。
  • 2026年10月3日時点では、36ヶ月契約が実質月754円、12ヶ月契約が実質月862円(10月7日まで)

契約前に確認したいところ

  • 通常の月額は36ヶ月で1,078円、12ヶ月で1,232円です。「実質」価格はキャンペーン期間中の計算なので、更新時の料金も確認しておきましょう
  • 無料の独自ドメインは1つです。2号店や通販サイトで2つ目の住所が欲しくなったら、別途ドメイン代がかかります

向いているお店

  • 容量と保存装置の速さを重視したい方
  • キャンペーン期間に合わせて契約できる方

5位:ColorfulBox BOX2

評価のポイント:LiteSpeed、700GB、永久無料の独自ドメイン(12ヶ月以上)、そして今回の中で最長の30日間お試し。初回価格は36ヶ月で月484円と手頃だが、更新時は月968円になる点を含めて5位。

ColorfulBoxは、LiteSpeedと長めのお試し期間を用意しているレンタルサーバーです。

良いところ

  • 30日間の無料お試し。1ヶ月じっくり触ってから決められるのは、今回の8社の中でいちばん長い期間です
  • LiteSpeedを採用。
  • 容量700GB。
  • 独自ドメインが永久無料(12ヶ月以上の契約)
  • 初回価格が手頃。36ヶ月契約で初回月484円、12ヶ月契約で初回月583円
  • 自動バックアップあり

契約前に確認したいところ

  • 公式サイトで、更新時の料金(36ヶ月で月968円、12ヶ月で月1,166円)が明記されています。初回の契約期間が終わったあとの費用を含めて、総額で比較しましょう
  • 初期費用が無料になるのは3ヶ月以上の契約の場合です

向いているお店

  • 契約前に1ヶ月かけてじっくり試したいお店
  • 最初の数年の費用をできるだけ抑えたい方

6位:さくらのレンタルサーバ スタンダード

評価のポイント:36ヶ月で月500円、毎月払いでも660円と、料金はとても手頃。クレジットカード不要の14日間お試しも親切。一方で、無料独自ドメインと配信の仕組みについては当社が公式で確認できなかったため、店のホームページ向けの評価としては6位。

さくらインターネットは、長い歴史を持つ国内のインターネット企業です。

良いところ

  • 月500円(36ヶ月契約)。12ヶ月でも月550円、毎月払いでも660円と、短い期間でも料金が上がりにくいのが特徴です
  • 14日間の無料お試しで、クレジットカード登録が不要。「とりあえず触ってみたい」という方には気軽です
  • 初期費用無料・自動バックアップあり。
  • 容量300GB。店のホームページには十分な広さです

契約前に確認したいところ

  • 無料独自ドメインの有無・条件は、当社が確認した公式の料金ページでは確認できませんでした。独自ドメインを別途取る費用も含めて検討しましょう
  • 表示速度に関わるサーバーの構成も、契約前に公式で確認しておくと安心です

向いているお店

  • 毎月払いで、身軽に始めたいお店
  • クレジットカードを登録せずに試してみたい方

7位:mixhost スタンダード

評価のポイント:容量無制限とLiteSpeed。性能面の魅力は大きいが、更新時の料金(36ヶ月で月1,298円)が初回より上がる点、無料独自ドメインが初年度のみである点、無料お試しがない(30日間返金保証)点から、初めての店のホームページ向けには7位。

mixhostは、LiteSpeedを採用しているレンタルサーバーです。

良いところ

  • 容量無制限。
  • LiteSpeedを採用。
  • 自動バックアップ14日間。
  • 30日間の返金保証。お試し期間はありませんが、合わなければ返金を受けられる仕組みです
  • 初回価格は36ヶ月で月858円、12ヶ月で月968円

契約前に確認したいところ

  • 公式サイトで更新時の料金(36ヶ月で月1,298円、12ヶ月で月1,518円)が明記されています
  • 無料の独自ドメインは初年度のみです。2年目以降のドメイン代も予算に入れておきましょう
  • 初期費用は、当社が確認した範囲では記載を確認できませんでした。公式で確認してください

向いているお店

  • 写真や動画を大量に扱うサイトを考えている方
  • LiteSpeedを使ったサイト運用に慣れている方

8位:heteml(ヘテムル)

評価のポイント:ロリポップ!と同じGMOペパボが運営する老舗。600GBのSSD、最大14日のバックアップ。月額は36ヶ月で1,430円と今回の中では高めで、無料独自ドメインにも条件があるため、新規開設の店のホームページ向けとしては8位。

hetemlは、GMOペパボが運営するレンタルサーバーです。当社も長く付き合っているサービスなので、良さもよく知っています。

良いところ

  • 容量600GBのSSD。
  • 最大14日のバックアップ。
  • 初期費用なし・WordPress簡単インストールあり。
  • 複数のサイトをじっくり運用したい人向けの作りです

契約前に確認したいところ

  • 月額は36ヶ月で1,430円、12ヶ月で2,255円と、今回の8社の中では高めです
  • 無料独自ドメインは「有料SSL契約時のみ」と案内されています。詳しい条件は公式で確認してください
  • 無料お試しの有無は、当社が確認した公式ページでは確認できませんでした

向いているお店

  • すでにサイト運用に慣れていて、複数サイトをじっくり管理したい方

これから初めて店のホームページを作るなら、同じGMOペパボのサービスの中でも、私はまずロリポップ!ハイスピードプランをおすすめしています。料金、無料ドメイン、自動バックアップのバランスが、新規開設のお店にちょうどいいからです。

ロリポップ!のプラン比較|店のホームページなら「ハイスピード一択」の理由

ロリポップ!に決めたとしても、もう1つ迷うのがプラン選びです。ロリポップ!には主に4つのプランがあります。

プラン 36ヶ月の月額 12ヶ月の月額 1ヶ月の料金 容量 無料独自ドメイン 自動バックアップ 配信の仕組み
ライト 330円 539円 605円 350GB 対象外 なし(7世代分は有料・月440円) Nginx+Apache
スタンダード 605円 957円 1,265円 450GB 対象外 なし(7世代分は有料・月440円) Nginx+Apache
ハイスピード 660円 1,045円 1,430円 700GB 2個ずっと無料(12ヶ月以上かつ自動更新) 無料 Nginx+LiteSpeed
エンタープライズ 2,420円 2,585円 2,860円 1.2TB 2個(同条件) 無料 Nginx+LiteSpeed

※2026年10月3日時点のロリポップ!公式サイト(lolipop.jp/pricing/)掲載値・税込。初期費用はいずれも0円、無料お試しは10日間。

ライトプランは安い。でも「保険なし」の物件

表を見ると、ライトプランの月330円(36ヶ月)がいちばん目を引きますよね。

ただ、ライトプランには無料の自動バックアップがありません。バックアップを付けるには、7世代分で月440円の有料オプションが必要です。

計算してみましょう。

  • ライトプラン(36ヶ月)330円 + バックアップ440円 = 月770円
  • ハイスピードプラン(36ヶ月)月660円(バックアップ無料込み)

バックアップを付けると、ライトプランのほうが高くなるのです。しかもハイスピードプランには、ライトプランにはない「独自ドメイン2個ずっと無料」と「LiteSpeed」まで付いています。ドメイン代まで含めれば、差はさらに開きます。

「バックアップは付けなければいい」と思うかもしれません。でも、前にお話ししたとおり、バックアップは火災保険です。お店の看板を、保険なしの物件に掲げるのはおすすめできません。

スタンダードプランとの差は月55円

スタンダードプランは36ヶ月で月605円。ハイスピードプランとの差は、月55円です。

この55円の差で、

  • 自動バックアップが無料になる(スタンダードでは月440円の有料オプション)
  • 独自ドメインが2個ずっと無料になる(スタンダードは対象外)
  • 配信の仕組みがNginx+LiteSpeedになる(スタンダードはNginx+Apache)
  • 容量が450GBから700GBに増える

これだけの違いがあります。缶コーヒー半分の値段で、保険と住所と速さが付いてくる。迷う理由はほとんどないと、私は考えています。

エンタープライズプランは「大規模サイト向け」

エンタープライズプランは月2,420円(36ヶ月)、容量1.2TB。ハイスピードと同じくLiteSpeed、自動バックアップ無料、独自ドメイン2個無料です。

容量やサーバーの余力に、さらにゆとりが欲しい大きなサイト向けのプランです。個人経営の飲食店・小売店のホームページなら、まずハイスピードで十分。当社も、複数のサイトをハイスピードプランの1契約で同居させて運用しています。

結論:店のホームページなら、ハイスピードプラン

まとめると、こうなります。

  • ライト・スタンダード……料金表の数字は安いが、自動バックアップは有料、独自ドメインの無料特典は対象外
  • ハイスピード……月660円(36ヶ月)で、バックアップ無料・ドメイン2個ずっと無料・LiteSpeed・700GB。店のホームページに必要なものが全部入り
  • エンタープライズ……大規模サイト向け

だから当社は、店のホームページなら「ハイスピード一択」とお伝えしています。

業種・用途別のおすすめ|あなたのお店ならどれを選ぶか

ここまでの話を、お店のタイプ別に整理します。

個人経営の飲食店(1店舗)

おすすめ:ロリポップ!ハイスピードプラン(12ヶ月以上の契約)

1店舗の飲食店のホームページに必要なのは、メニュー、店舗情報、アクセス、予約導線、お知らせ。容量も機能も、ハイスピードプランで十分すぎるほどです。

ポイントは、12ヶ月以上で契約して、独自ドメインを無料にすること。1つ目のドメインを店のホームページに使い、2つ目は「将来の何か」のために取っておきましょう。テイクアウト専用のページ、ギフト通販、2号店。飲食店の展開は、意外と早くやってきます。

迷っているなら、まず10日間の無料お試しで、店名と営業時間を入れたページを1枚作ってみてください。

複数店舗を運営している、または今後出店予定

おすすめ:ロリポップ!ハイスピードプラン(1契約で複数サイト)

複数店舗のオーナーさんには、1契約の中に、店舗ごとのホームページを同居させる運用をおすすめしています。

当社自身が、ハイスピードプランの1契約・700GBに、自販機の口コミサイト「自販機ログ」や日本酒の情報サイトなど、性格の違う複数のサイトを同居させて運用しています。サイトごとに別々の契約をするより、支払いも管理も1本にまとまって、ずっとラクです。

無料の独自ドメインは2個まで(条件付き)なので、3店舗目以降のドメインは別途費用がかかります。ドメインは年単位の費用なので、店舗ごとに独立したドメインにするか、1つのドメインの中に店舗ごとのページを作るか、運用のしやすさで決めましょう。

小売店・ネットショップを併用したい

おすすめ:ロリポップ!ハイスピードプラン+ネットショップの仕組み

小売店の場合、「ホームページ」と「ネットショップ」をどう組み合わせるかがポイントです。

ネットショップには、WordPressに通販の機能を足して自分で作る方法と、ネットショップ専用のサービスを使う方法があります。どちらの場合も、店の顔である公式ホームページは独自ドメインで持っておくことが大事です。ネットショップは、そこからリンクでつなげば、お客様は迷いません。

容量700GBあれば、商品写真が増えても余裕があります。2つ目の無料ドメインを通販サイト用に使う、という手もあります。

とにかく初期の予算を抑えたい

候補:ロリポップ!ハイスピード(36ヶ月)、またはキャンペーン中の他社

予算最優先なら、36ヶ月契約がいちばん月額を下げられます。ロリポップ!ハイスピードなら月660円です。

キャンペーン期間中の他社も候補になります。2026年10月3日時点では、エックスサーバー(実質月495円・10月5日まで)、ConoHa WING(月649円・10月7日まで)、ColorfulBox(初回月484円)などの価格が出ています。ただし、キャンペーン終了後や更新時の料金まで含めて、3年後・6年後の総額で比べてください。

ここで1つ、私からの注意です。「月100円安いかどうか」より、「バックアップと独自ドメインが付いているか」のほうが、長い目で見るとずっと大きな差になります。トラブルで作り直す手間や、ドメインを失うリスクは、月100円ではまったく取り返せません。

1ヶ月だけ試してみたい・身軽に始めたい

候補:ロリポップ!ハイスピード(1ヶ月契約)、さくらのレンタルサーバ(毎月払い)

ロリポップ!ハイスピードは1ヶ月契約(1,430円)から始められます。さくらのレンタルサーバも毎月払い(660円)があります。

ただし、ロリポップ!の無料独自ドメインは12ヶ月以上の契約が条件です。まずは10日間の無料お試しで使い心地を確かめ、「これでいく」と決めたら12ヶ月以上で本契約する流れが、いちばん無駄がありません。

まだ迷うあなたへ|3つの質問で決めるサーバー診断

ここまで読んでも、まだ決めきれない方もいると思います。そんなときは、次の3つの質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください。

質問1:このホームページを、3年以上使うつもりですか?

はいなら、12ヶ月以上、できれば36ヶ月の長期契約を前提に選びましょう。月額が下がるうえに、無料独自ドメインの特典も受けやすくなります。

いいえ(まずは様子を見たい)なら、1ヶ月単位や毎月払いで始められるサーバーを選び、無料お試しから入るのが安心です。ロリポップ!ハイスピードは1ヶ月契約から、さくらのレンタルサーバは毎月払いから始められます。

質問2:ホームページが壊れたとき、自分で直せる自信がありますか?

いいえなら、迷わず自動バックアップが無料で付いているサーバーを選んでください。ほとんどのオーナーさんは、ここが「いいえ」のはずです。ロリポップ!ならハイスピード以上、他社ならエックスサーバー、ConoHa WINGなども無料の自動バックアップを用意しています。

はいの方でも、営業中に復旧作業をする時間はなかなか取れないものです。自分で直せる人ほど、「直す時間を買う」意味でバックアップを重視しています。

質問3:2号店・通販・採用サイトなど、ホームページを増やす可能性はありますか?

はいなら、容量が広く、無料の独自ドメインを2つ使えるサーバーが向いています。ロリポップ!ハイスピードなら700GBで、独自ドメインが2個ずっと無料(12ヶ月以上かつ自動更新)。当社も1契約の中に複数のサイトを同居させています。

いいえでも、容量に余裕のあるサーバーを選んでおけば、将来「やっぱり作りたい」と思ったときに、物件探しからやり直さずに済みます。

3つとも当てはまる方へ

「3年以上使う」「壊れても自分では直せない」「いずれ増やすかもしれない」。

これが、私がこれまで出会ってきた飲食店・小売店のオーナーさんの、いちばん多い答えです。そして、この3つの答えにいちばん素直に応えてくれるのが、当社基準で総合1位としたロリポップ!ハイスピードプランだと、私は考えています。

レンタルサーバーの料金を安くする4つのコツ

サーバー代は、毎月の固定費です。少しでも抑えたいのは当然ですよね。私がオーナーさんにお伝えしているコツは4つです。

コツ1:「長く使う」と決めたら、長期契約にする

レンタルサーバーは、契約期間が長いほど月額が安くなります。ロリポップ!ハイスピードなら、

  • 1ヶ月契約:1,430円
  • 12ヶ月契約:月1,045円
  • 36ヶ月契約:月660円

1ヶ月契約と36ヶ月契約では、月あたり770円の差。3年間なら、それだけで27,720円の差になります。

店のホームページは、一度作ったら何年も使うものです。お試し期間で「これでいく」と決めたら、長期契約にしてしまうのがいちばんの節約です。

コツ2:「初回価格」と「更新価格」を必ず並べる

前にお話ししたとおり、サーバー会社によっては初回だけ割引されていて、更新時に料金が上がるものがあります。

契約前に、メモ用紙で構いませんので、次のように書き出してみてください。

  • 最初の契約期間の総額
  • 更新後の1年あたりの料金
  • 6年間のトータル

これだけで、「最初は安いけど6年で見ると高い」「最初は少し高いけど6年で見ると安い」が見えてきます。お店の物件選びで、礼金・更新料まで含めて比べるのと同じ考え方です。

コツ3:キャンペーンは「期限」と「条件」を確認して使う

各社とも、時期によってキャンペーンを行っています。2026年10月3日時点でも、エックスサーバー(キャッシュバックで実質半額・10月5日まで)、ConoHa WING(10月7日まで)、シン・レンタルサーバー(10月7日まで)などがキャンペーン価格を出しています。

キャンペーンを使うときは、

  • いつまでの申込が対象か
  • キャッシュバックの場合、いつ・どうやって受け取るのか
  • キャンペーン後・更新時はいくらになるのか

この3点を確認してください。キャンペーンは期間限定なので、この記事の価格もあくまで2026年10月3日時点のものです。最新の情報は、必ず各社の公式サイトで確かめてください。

コツ4:「ドメイン代」と「バックアップ代」を含めて比べる

いちばん見落とされやすいのが、ここです。

サーバーの月額だけを見て「こっちが安い」と決めても、

  • 独自ドメインの更新料が毎年かかる
  • 自動バックアップが有料オプション

だったら、トータルでは逆転することがあります。ロリポップ!のライトプラン(月330円)にバックアップ(月440円)を付けると月770円になり、ハイスピードプラン(月660円)より高くなる、という話を思い出してください。

サーバー代+ドメイン代+バックアップ代の合計で比べる。これが、本当の意味で「安く」するコツです。

ロリポップ!ハイスピードで、申込からホームページ公開までの7ステップ

ここからは、実際にロリポップ!ハイスピードプランでホームページを公開するまでの流れを、順番にお話しします。画面の細かい文言は変わることがあるので、ここでは「何を、どの順番でやるか」を押さえてください。

まずは申込ページを開いておきましょう。

ステップ1:申し込む前に「3つ」を手元に用意する

申込の途中で手が止まらないように、先に次のものを用意しておきます。

  1. メールアドレス……契約や請求の連絡が届きます。スタッフ個人のアドレスではなく、お店として長く使うアドレスにしてください(理由は失敗談の章で)
  2. 携帯電話……申込の途中で本人確認に使うことがあります
  3. 支払い方法……本契約のときに必要です。クレジットカードの場合、有効期限も確認しておきましょう

あわせて、お店の名前のローマ字表記を決めておくと、次のドメイン選びがスムーズです。

ステップ2:ハイスピードプランを選んで、10日間の無料お試しを始める

申込画面で、プランは「ハイスピード」を選びます。ライトやスタンダードと間違えないように、ここだけは指さし確認してください。

申込の途中で、ロリポップ!上での「アカウント名」のようなもの(お試し中に使える初期のURLになります)とパスワードを決めます。パスワードは、他のサービスと使い回さない、長めのものにしましょう。

申込が終わると、10日間の無料お試しが始まります。この間に、管理画面(ロリポップ!の「ユーザー専用ページ」)を一通り触ってみてください。「どこに何があるか」をなんとなくつかむだけで、その後の作業がぐっとラクになります。

ステップ3:本契約して、独自ドメインを用意する

使ってみて「これでいく」と決めたら、本契約に進みます。

独自ドメインを無料にしたいなら、契約期間は12ヶ月以上にして、自動更新を有効にしておくことを忘れないでください。これが「独自ドメイン2個ずっと無料」の条件です。

ドメインの取得や設定の具体的な手順は、ロリポップ!の公式マニュアルに沿って進めてください。ドメインの文字列を決めるときのコツは次のとおりです。

  • お店の名前をローマ字か英語で、短く、電話で口頭でも伝えやすいものにする
  • ハイフンや数字は、なるべく少なく
  • 一度決めたら、何年も使う前提で選ぶ(名刺・ショップカード・看板に載ります)

ドメイン名の付け方については、飲食店のホームページの作り方の記事でも詳しく書いています。

ステップ4:WordPress簡単インストールで、ホームページの土台を作る

ドメインの準備ができたら、管理画面の「WordPress簡単インストール」から、WordPressを入れます。

入力するのは、主に次の項目です。

  • サイトのURL……ステップ3で用意した独自ドメインを選ぶ
  • サイトのタイトル……お店の名前(あとから変えられます)
  • WordPressのユーザー名とパスワード……ホームページの管理画面に入るための鍵。推測されにくいものにする
  • メールアドレス……お店として長く使うアドレス

ボタンを押して数分待てば、WordPressの土台ができあがります。ここまで来れば、もうホームページの「物件と住所」は手に入りました。

ステップ5:無料SSLを設定して「鍵マーク」を付ける

次に、管理画面から独自ドメインの無料SSLを設定します。設定してから実際に有効になるまで、少し時間がかかることがあります。

有効になったら、ブラウザで自分のホームページを開いて、URLが https:// で始まり、鍵マークが付いているかを確認してください。予約フォームやお問い合わせフォームを置く前に、必ずここを済ませておきましょう。

ハイスピードプランでは、WordPressに「LiteSpeed Cache」というプラグイン(追加機能)を入れると、LiteSpeedのキャッシュを活かして表示を軽くできます。当社が運用している飲食業界団体のサイトでも、このキャッシュを効かせて運用しています。

ひとつだけ注意です。キャッシュは「一度作ったページを取っておいて、すぐ出す」仕組みなので、メニューや営業時間を更新したのに、古い表示のままに見えることがあります。そのときは、キャッシュを消す(パージする)操作をしてから確認してください。これを知らずに「更新が反映されない」と焦るオーナーさんは、本当に多いです。

ステップ6:お店の情報を入れて、スマホで確認する

いよいよ中身づくりです。WordPressの管理画面で、デザインのテーマを選び、ページを作っていきます。

最初に作るべきページと載せる情報は、次の章で詳しくお話しします。ここでの大事なポイントは1つだけ。

作ったら、必ずスマホで確認する。

飲食店のホームページを見に来るお客様の多くは、スマホから来ます。パソコンの画面できれいに見えても、スマホで見たら写真が切れていた、電話番号がタップできなかった、ということはよくあります。作るのもスマホを意識して、確認もスマホで。これが鉄則です。

ステップ7:Googleビジネスプロフィールに、ホームページのURLを登録する

ホームページを公開したら、最後に必ずやってほしいのが、Googleビジネスプロフィールへのホームページの登録です。

Googleビジネスプロフィールは、Googleマップや検索結果に表示される、お店の情報欄です。ここの「ウェブサイト」欄に、独自ドメインのホームページのURLを登録します。

こうしておくと、Googleマップでお店を見つけたお客様が、ワンタップで公式ホームページに来てくれます。メニューの詳細、こだわり、予約。グルメサイトやマップで興味を持った人を、「決め手」となる公式ホームページに連れてくる導線ができるわけです。

あわせて、グルメサイトのお店情報や、SNSのプロフィール欄にも、同じURLを載せておきましょう。名刺、ショップカード、レシート、テイクアウトの袋にも。住所は、配るほど価値が上がります。

店のホームページで最初に載せるべき情報

サーバーを契約して、WordPressを入れた。さて、何を載せるか。

ここで「どんなデザインにしよう」から考え始めると、いつまでたっても公開できません。まずは、お客様が知りたい情報を、迷わず見つけられるように並べることが先です。

最低限、これだけは公開初日に載せる

  1. 店名と、何のお店か……「○○駅徒歩3分の炭火焼鳥」のように、ひとことで分かるように
  2. 営業時間・定休日……ランチとディナーで違うなら両方。臨時休業の告知も
  3. 住所・地図・アクセス……最寄り駅からの道順、目印、駐車場の有無
  4. 電話番号……スマホでタップしたら電話がかかるように
  5. メニューと価格……全部でなくてもいいので、看板メニューと価格帯は必ず。写真付きで
  6. 予約の方法……電話、予約フォーム、予約サイトへのリンクなど。どこから予約すればいいかを1か所に
  7. お店の雰囲気が分かる写真……外観、店内、カウンター、個室。「入りやすそう」と思ってもらえるかが決め手です

余裕が出てきたら足していく情報

  • お知らせ・ブログ……季節のメニュー、仕入れの話、イベント
  • コース・宴会プラン……人数、時間、飲み放題の有無
  • 採用情報……アルバイト・社員募集。自社のホームページに載せておくと、求人媒体とあわせて使えます
  • よくある質問……子ども連れOKか、カード払いできるか、アレルギー対応など
  • お店の想い・店主の紹介……人柄が伝わると、ファンになってもらいやすくなります

「更新が止まったホームページ」がいちばん怖い

現場で何度も見てきたのが、3年前の忘年会プランが載ったままのホームページです。

お客様は、古い情報を見ると「このお店、まだやってるのかな?」と不安になります。せっかく作ったホームページが、逆に信用を下げてしまうのです。

だから私は、最初から完璧を目指さず、「更新し続けられる量」から始めることをおすすめしています。営業時間とメニューが常に正しい。それだけで、お客様にとっては十分に価値のあるホームページです。

予約導線の作り方や、ページごとに何を書くかは、飲食店のホームページの作り方の記事で、6つのステップに分けて詳しく解説しています。制作を外注する場合の費用感は、飲食店のホームページ制作費用の記事をご覧ください。

契約前に知っておきたい注意点|現場で見た7つの失敗談

ここからは、私がこれまで店舗支援の現場で見てきた、サーバーとドメインにまつわる失敗の例です。特定のお店の話ではなく、何度も見てきたパターンを一般化してお伝えします。どれも「契約のときに知っていれば防げた」ものばかりです。

失敗1:ドメインが制作会社の名義で、引っ越せない

いちばん多く、いちばん深刻なのがこれです。

ホームページを制作会社に頼んだとき、ドメインもサーバーも「全部こちらでやっておきますね」と言われ、制作会社の名義で契約されていた。数年後、制作会社との契約を見直そうとしたら、ドメインを移せない、または移すのに手間と費用がかかることが分かった――。

お店の住所が、他人名義の土地に建っていたようなものです。何年もかけて積み上げたURLの信用、Googleマップの登録、名刺に刷ったURL。それが自分の自由にならない。

対策:ドメインは、必ずお店(またはオーナー)の名義で取る。制作会社に頼む場合も、「ドメインとサーバーの名義は当店で」と最初に伝え、ログイン情報を受け取っておく。

失敗2:更新を忘れて、ある日ホームページが消えた

クレジットカードの有効期限が切れていて、サーバーやドメインの更新料の支払いができず、ある日突然ホームページが表示されなくなった。これもよくある話です。

更新の案内メールが、昔のスタッフのアドレスや、もう見ていないアドレスに届いていた、というのがお決まりのパターンです。

対策:契約時に登録するメールアドレスは、お店として長く使い、必ず誰かが見るアドレスにする。自動更新を有効にし、クレジットカードを更新したら、サーバーとドメインの登録カードも忘れずに変える。年に1回、決算の時期などに「サーバーとドメインの契約状況」を確認する日を決めておくと安心です。

失敗3:元スタッフしかパスワードを知らない

「ホームページは前の店長が作ってくれたんですが、辞めてしまって、誰もログインできないんです」

これも、本当によく聞きます。サーバーの管理画面、WordPressの管理画面、ドメインの管理画面。どれか1つでも入れなくなると、メニューの更新すらできなくなります。

対策:ログイン情報は、オーナーが管理する。パスワード管理ツールや、鍵のかかる場所に保管したメモなど、お店の資産として引き継げる形で残しておく。スタッフに作業を任せる場合も、オーナーのアカウントで管理できる状態を保つ。

失敗4:バックアップなしで更新して、真っ白になった

WordPressや追加機能の更新ボタンを押したら、ホームページが真っ白になった。元に戻そうにも、バックアップがない。結局、ホームページを作り直すことになった――。

これは、自動バックアップがあれば防げた失敗です。

対策:自動バックアップが無料で付いているサーバーを選ぶ。大きな更新の前には、念のため手動でもバックアップを取る習慣をつける。この記事でハイスピードプランを推している最大の理由が、ここにあります。

失敗5:無料の作成サービスで作って、移れなくなった

手軽さで選んだホームページ作成サービスで作ったものの、機能を増やしたくなったり、運用を他社に頼みたくなったりしたとき、デザインやページをそのまま持ち出せず、作り直しになった。

これは、サービスが悪いわけではありません。最初に「将来どうしたいか」を考えずに選んだことが原因です。

対策:長く育てるホームページなら、最初からWordPress+レンタルサーバー+独自ドメインで始める。お試しで作る場合も、独自ドメインだけは自分の名義で持っておけば、後から引っ越すときに住所は守れます。

失敗6:「初回だけ安い」料金で契約して、更新時に驚いた

いちばん安い表示だけを見て契約し、数年後の更新時に、想定よりずっと高い請求が来た。

これも、料金の仕組みが悪いわけではなく、更新価格を確認していなかったことが原因です。

対策:初回価格と更新価格を並べて、6年間のトータルで比べる。この記事の比較表でも、初回と更新が分かれているものは両方載せています。

失敗7:キャッシュを知らずに「更新が反映されない」と慌てた

高速化のためのキャッシュは、とても便利な仕組みです。ただ、知らないと「営業時間を直したのに、古いままだ!」と慌てることになります。

対策:キャッシュは「作ったページを取っておいて、すぐ出す」仕組みだと理解しておく。更新したらキャッシュを消してから確認する。スマホのブラウザ側に古い表示が残っていることもあるので、別の端末や、ブラウザのシークレットモードで確認するのも有効です。

半年に1回、この5つを確認してください

失敗の多くは、「気づいたときには手遅れ」だったことから起きています。だから私は、オーナーさんに半年に1回、次の5つを確認することをおすすめしています。年末の大掃除や、決算の準備のタイミングに合わせると忘れません。

  1. サーバーとドメインの契約者名義が、お店(オーナー)になっているか
  2. 登録しているメールアドレスに、いまも誰かが目を通しているか
  3. 登録しているクレジットカードの有効期限が切れていないか
  4. 自動更新が有効になっているか
  5. サーバー・WordPress・ドメインのログイン情報を、オーナーが把握しているか

30分もかかりません。この30分が、お店の看板を守ります。

公開してからが本番|月に1回の「ホームページの棚卸し」

サーバーを選んで、ホームページを公開した。ここで安心してしまう方が多いのですが、実は公開してからが本番です。

お店でも、オープンした日がゴールではありませんよね。毎日の仕込み、掃除、設備の点検、季節ごとのメニュー替え。ホームページも同じで、少しずつ手入れを続けることで、お客様に信頼される「看板」になっていきます。

とはいえ、毎日やる必要はありません。私がオーナーさんにお伝えしているのは、月に1回、30分の「棚卸し」です。定休日の朝や、月末の締め作業のついでに、次の6つを確認してください。

1. 営業時間・定休日・メニューの価格が正しいか

まずは中身の確認です。いちばん大事で、いちばん忘れられがちなところです。

  • 営業時間や定休日を変えたのに、ホームページが古いまま
  • 値上げしたのに、メニューの価格が前のまま
  • 終わった季節限定メニューやイベントの告知が残っている

こうしたズレは、お客様の不信感やクレームにつながります。来店してから「ホームページと値段が違う」と言われるのは、お店にとっても、お客様にとっても気まずいものです。Googleビジネスプロフィールやグルメサイトの情報とも、内容がそろっているかを見ておきましょう。

2. WordPressと追加機能(プラグイン)の更新

WordPressや、あとから入れた追加機能(プラグイン)は、ときどき更新版が出ます。更新には、機能の改善だけでなく、セキュリティの穴をふさぐ修正が含まれていることが多いです。

古いまま放っておくと、外から不正に入り込まれる危険が高まります。お店で言えば、壊れた鍵をそのままにしておくようなものです。

更新するときは、次の順番を守ると安心です。

  1. バックアップが取れていることを確認する(ハイスピードプランなら自動バックアップが無料で動いています)
  2. 更新ボタンを押す
  3. スマホとパソコンで、トップページ・メニュー・予約ページが正しく表示されるかを見る

万一表示が崩れたら、慌てずにバックアップから戻せばいい。この「戻せる」という安心感があるから、更新をためらわずにできるのです。

3. 追加機能(プラグイン)を入れすぎない

WordPressの便利なところは、追加機能を入れればいろいろなことができる点です。ただ、入れれば入れるほど、表示が重くなったり、機能同士がぶつかって不具合が起きたりしやすくなります。

厨房の調理器具と同じで、「いつか使うかも」で増やすと、場所をとるうえに手入れも大変になります。使っていない追加機能は、停止して削除する。これだけで、ホームページは軽く、安全になります。

4. 写真の大きさを、スマホに合わせて縮める

表示速度を落とす原因として、現場でいちばんよく見るのが大きすぎる写真です。

最近のスマホやデジタルカメラで撮った写真は、そのままだとかなり大きなデータです。それを何十枚もそのまま載せると、サーバーがどれだけ速くても、ページが重くなってしまいます。

ホームページに載せる写真は、スマホで見るのにちょうどいい大きさに縮めてから載せましょう。WordPressには、写真を自動で軽くする追加機能もあります。サーバーの速さと、写真の軽さ。両方そろって初めて、速いホームページになります。

5. お問い合わせ・予約フォームが届くか、自分で送ってみる

意外な落とし穴がこれです。

予約フォームやお問い合わせフォームから送られたメールが、実はお店に届いていなかった。迷惑メールのフォルダに入っていた、通知先のアドレスが古いままだった――。気づいたときには、何件もの問い合わせを取りこぼしていた、ということが起きます。

月に1回、自分でフォームからテスト送信をして、ちゃんと届くかを確かめてください。1分で済みます。

6. ログインのパスワードと、管理できる人を確認する

最後に、鍵の管理です。

  • WordPressの管理画面に入れる人は誰か
  • 辞めたスタッフのアカウントが残っていないか
  • パスワードは推測されにくいものか、他のサービスと使い回していないか

スタッフが辞めたら、お店の鍵を返してもらうのと同じように、ホームページのアカウントも停止しましょう。

この6つを、月に1回。慣れれば30分もかかりません。サーバーという「物件」をきちんと選んだうえで、この棚卸しを続けていけば、あなたのホームページは何年たっても信頼される看板であり続けます。

制作会社に頼むときの「サーバー契約の分け方」

「サーバーやドメインのことは分かった。でも、ホームページの中身づくりはプロに頼みたい」

もちろん、それも立派な選択です。営業しながら全部を自分でやるのは大変ですし、デザインや予約導線の設計は、経験のある人に任せたほうが早く、確実です。

ただ、制作会社に頼むときこそ、「何をお店が持ち、何を制作会社に任せるか」をはっきりさせておくことが大切です。失敗談の章で書いた「ドメインが制作会社の名義で引っ越せない」は、ここを曖昧にしたまま進めたことで起きています。

お店が持つもの(名義・支払い・最終的な鍵)

  • サーバーの契約……契約者はお店(オーナー)。支払いもお店から
  • ドメインの契約……同じくお店の名義
  • それぞれの管理画面のログイン情報……オーナーが把握し、保管する
  • WordPressの管理者アカウント……少なくとも1つは、オーナー自身のものを持つ

これらは、お店の「権利書」と「鍵」です。誰に作業をお願いしても、ここだけは手放さないでください。

制作会社に任せるもの(作業)

  • デザインやページの制作
  • WordPressの設定や追加機能の選定
  • 写真の加工や文章の整理
  • 公開後の更新作業や保守(契約内容による)

制作会社には、作業に必要な範囲のアカウントを発行して渡す形にします。WordPressなら、オーナーとは別に制作会社用のユーザーを作れます。契約を終えるときは、そのアカウントを停止すれば済みます。

契約前に、制作会社に確認しておきたい3つの質問

制作会社と話すとき、次の3つを聞いてみてください。答え方で、その会社の姿勢がよく分かります。

  1. 「サーバーとドメインは、当店の名義で契約できますか?」
  2. 「契約を終えるとき、ホームページのデータはそのまま引き継げますか?」
  3. 「公開後の更新は、当店でもできるようにしてもらえますか?」

3つとも「もちろんです」と答えてくれる会社なら、安心して任せられます。

お店の看板は、お店のものです。制作の進め方や費用の考え方は、飲食店のホームページ制作費用の記事で詳しく書いています。

この記事に出てきた用語のミニ辞典

最後に、サーバー選びで出てくる言葉を、お店の言葉に置き換えて一覧にしておきます。分からない言葉が出てきたら、ここに戻ってきてください。

用語 読み方 お店にたとえると ひとことで言うと
サーバー — テナント物件 ホームページのデータを置いて、お客様に見せるコンピューター
レンタルサーバー — 商業ビルの一室を借りること サーバー会社の設備を月額で借りるサービス
ドメイン — 住所 ○○○.com のような、ホームページの目印
独自ドメイン — 自分名義の住所 お店専用に取得したドメイン
WordPress ワードプレス 内装と看板をつくる道具 ホームページを作って更新するための無料ソフト
プラグイン — 後付けの調理器具 WordPressに機能を足す追加部品
SSL エスエスエル 入口の鍵 通信を暗号化し、URLを https:// にする仕組み
バックアップ — 火災保険 壊れたときに元の状態へ戻すための控え
キャッシュ — 作り置き 一度作ったページを取っておき、素早く出す仕組み
LiteSpeed ライトスピード 広くて入りやすい入口 ホームページを高速に配信するソフト
容量(GB) ギガバイト 坪数 データを置ける広さ
無料お試し — 内見 契約前に実際に使ってみられる期間

言葉が分かると、比較表の見え方がまったく変わります。物件のチラシを見て「この坪数なら客席はこれくらい」と想像できるように、サーバーの表を見て「この条件なら、うちの店にはこれで十分」と判断できるようになってください。

よくある質問

Q1. レンタルサーバーとドメインは、両方とも必要ですか?

はい、両方必要です。サーバーは「物件」、ドメインは「住所」です。物件だけでは、お客様がたどり着く目印がありません。住所だけでは、お店を構える場所がありません。

ロリポップ!ハイスピードプランなら、12ヶ月以上の契約かつ自動更新を条件に、独自ドメインが2個ずっと無料になるので、物件と住所を1つの契約でまとめて用意できます。

Q2. パソコンが苦手でも、自分でホームページを作れますか?

作れます。今回比較したサーバーはすべて「WordPress簡単インストール」に対応しているので、ボタン操作でホームページの土台が作れます。

ただ、デザインを整えたり、予約導線を設計したりするところまで全部自分でやるのは、営業しながらだと大変です。土台と最低限のページは自分で作り、デザインや運用はプロに相談する、という分け方もあります。自分で作るか外注するかの判断は、飲食店のホームページの作り方の記事で整理しています。

Q3. スマホだけでサーバーの契約やホームページの更新はできますか?

申込や、WordPressでのお知らせ・メニューの更新は、スマホでもできます。WordPressには、スマホのブラウザからログインして記事を書く機能があります。

ただ、最初の設定(ドメイン、WordPressのインストール、SSL、デザインの選択)は、画面の広いパソコンで行ったほうが、圧倒的にラクで間違いも少ないです。最初だけはパソコンで、日々の更新はスマホで。これが現実的な使い分けです。

Q4. 月額料金以外に、かかるお金はありますか?

サーバーによって違います。主に確認してほしいのは次の3つです。

  • 初期費用……ロリポップ!は全プラン0円
  • ドメイン代……サーバーの特典で無料になるかどうか、その期間と条件
  • バックアップなどのオプション料金……ロリポップ!のライト・スタンダードは自動バックアップが有料(7世代分・月440円)。ハイスピードとエンタープライズは無料

ほかに、有料のデザインテーマや、ホームページ制作を外注する場合はその費用がかかります。

Q5. 無料お試し期間が終わったら、自動で料金がかかりますか?

各社で扱いが違うので、申込時に公式の案内を確認してください。お試し期間が終わる前に本契約の手続きをする必要があるサービスもあります。お試しのつもりで申し込んだ場合は、期限をカレンダーに入れておきましょう。

Q6. 契約期間は、1ヶ月・12ヶ月・36ヶ月のどれがいいですか?

長く使うと決めているなら、長い期間ほど月額は安くなります。ロリポップ!ハイスピードなら、36ヶ月で月660円、12ヶ月で月1,045円、1ヶ月で1,430円です。

ただし、独自ドメインの無料特典は12ヶ月以上の契約が条件です。私のおすすめは、10日間の無料お試しで使い心地を確かめてから、12ヶ月か36ヶ月で本契約する流れです。

Q7. 途中で別のサーバーに引っ越すことはできますか?

できます。独自ドメインを自分の名義で持っていれば、URLはそのままで、サーバーだけを引っ越せます。これが、独自ドメインを持つ大きなメリットです。

WordPressで作ったホームページなら、引っ越し先もWordPressが動くサーバーであれば、データを移して使い続けられます。各社とも、引っ越し(移行)の手順や支援の案内を用意しています。

Q8. ロリポップ!のライトプランではダメですか?

ダメではありませんが、店のホームページにはおすすめしません。ライトプランには無料の自動バックアップがなく、付けると月440円の有料オプションになります。36ヶ月契約で比べると、ライト(330円)+バックアップ(440円)=月770円で、ハイスピード(月660円)より高くなります。

さらにハイスピードには、独自ドメイン2個ずっと無料(条件付き)とLiteSpeedが付いています。店のホームページなら、ハイスピードを選ぶほうが、安くて安心です。

Q9. 1つの契約で、複数のお店のホームページを作れますか?

作れます。当社も、ロリポップ!ハイスピードプランの1契約・700GBに、自社で運営する複数のサイトを同居させて運用しています。

複数店舗のオーナーさんなら、1契約の中に店舗ごとのホームページを作ることで、支払いも管理も1本にまとめられます。無料の独自ドメインは2個まで(条件付き)なので、3つ目以降は別途ドメイン代がかかります。

Q10. 独自ドメインのメールアドレス(info@お店のドメイン)は作れますか?

ロリポップ!を含む多くのレンタルサーバーでは、独自ドメインのメールアドレスを作れます。info@ や reserve@、recruit@ のように用途ごとに作っておくと、お客様からも取引先からも信用されやすく、求人の応募窓口にも使えます。

ドメインを決めることは、これから何年も使うメールアドレスを決めることでもあります。ドメイン選びは慎重に。

Q11. サーバーが止まったり、ホームページが壊れたりしたらどうすればいいですか?

まず、サーバー会社の公式サイトで、障害やメンテナンスの情報が出ていないかを確認してください。サーバー側の問題なら、復旧を待つことになります。

ホームページ側の問題(更新後に表示が崩れた、誤ってページを消した等)なら、自動バックアップから戻すのがいちばん早い解決策です。だからこそ、自動バックアップが無料で付いているサーバーを選んでおくことが大切です。

Q12. ホームページを作ったら、グルメサイトはやめてもいいですか?

私はおすすめしません。グルメサイトは「集客の入口」、ホームページは「決め手」です。役割が違います。

グルメサイトやGoogleマップでお店を知ったお客様が、公式ホームページでこだわりやメニューの詳細を見て、予約を決める。この流れを作るのが理想です。グルメサイトとホームページの費用対効果の考え方は、飲食店のホームページ制作費用の記事で詳しく書いています。

Q13. 制作会社に頼む場合、サーバーは自分で契約すべきですか?

できれば、サーバーもドメインも、お店(オーナー)の名義で契約することをおすすめします。制作会社に作業をお願いする場合も、契約者はお店にして、制作会社には作業用のアクセスを渡す形にしておけば、将来制作会社を変えることになっても、ホームページとドメインはお店に残ります。

失敗談の章でお話ししたとおり、ドメインが他人名義だったために動けなくなるケースは、現場で何度も見てきました。

Q14. 「表示速度」は本当に集客に関係ありますか?

関係あると、私は考えています。スマホでお店を探している人は、待ってくれません。ページが開くのを待つ数秒の間に、別のお店を見に行ってしまいます。

表示速度は、サーバーの仕組み(LiteSpeedなど)と、ホームページ側の作り(写真のサイズなど)の両方で決まります。サーバーは速い仕組みのものを選び、写真はスマホで見るのにちょうどいい大きさに縮めてから載せる。この2つを押さえてください。

Q15. テレビや雑誌、SNSで紹介されてアクセスが急に増えたら、サーバーは大丈夫ですか?

共用サーバーは、たくさんの利用者で1台を分け合う仕組みなので、短い時間にアクセスが極端に集中すると、表示が遅くなることはありえます。

ただ、店のホームページで日常的に心配するほどのことは、まずありません。それよりも効くのは、キャッシュを効かせておくことと、写真を軽くしておくことです。同じページを何度も作り直さずに出せるので、アクセスが増えたときにもサーバーへの負担が軽くなります。ハイスピードプランのLiteSpeedのキャッシュは、まさにこういうときに頼りになる仕組みです。

取材の予定が決まったら、念のため事前にバックアップを確認し、トップページに「取材で紹介されました」「ご予約はこちら」と予約導線を分かりやすく出しておきましょう。せっかく来てくれたお客様を、予約まで連れていくことが大切です。

Q16. 消費税や料金の表示は「税込」で比べればいいですか?

はい、比べるときは税込にそろえるのがおすすめです。この記事の金額も、すべて税込で表記しています。サーバー会社によっては、税抜の金額を大きく表示している場合もあるので、比べるときは必ず同じ基準にそろえてください。

まとめ:当社も使っているロリポップ!ハイスピードで、お店の「住まい」を持とう

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • サーバーは物件、ドメインは住所。ホームページを開くには、物件と住所と中身(WordPress)の3点セットが必要
  • 飲食店・小売店のホームページなら、共用サーバーで十分
  • 無料サービスやグルメサイトだけでは、「自分の住所」にならない。長く育てるなら、レンタルサーバー+独自ドメイン+WordPress
  • 選ぶときは、自動バックアップ・無料独自ドメイン・WordPress簡単インストールとSSL・更新後も含めた料金を最優先で見る
  • 当社基準の総合1位は、ロリポップ!ハイスピードプラン。月660円(36ヶ月)から、自動バックアップ無料、独自ドメイン2個ずっと無料(条件付き)、Nginx+LiteSpeed、700GB、10日間の無料お試し
  • ロリポップ!の中でも、ライト・スタンダードは自動バックアップが有料。だから店のホームページならハイスピード一択
  • ドメインはお店の名義で取り、半年に1回、名義・メール・カード・自動更新・ログイン情報を確認する

お店を開くとき、物件選びにはあれだけ時間をかけたはずです。家賃、広さ、立地、設備。何軒も内見して、悩んで、決めた。

ホームページの物件選びも、本質は同じです。そして、ネットの物件は、月660円から借りられます。毎月のランチ1回分にも満たない家賃で、24時間365日、休まずにお店を案内してくれる看板と、もう1人の「静かなスタッフ」が手に入る。私は、これほど費用対効果の高い投資は、そう多くないと思っています。

当社は、自社のサイトもお客様のサイトも、ロリポップ!ハイスピードプランの上で育ててきました。1契約に複数のサイトを同居させても窮屈さを感じたことはなく、LiteSpeedのキャッシュで表示も軽い。自分たちが毎日使っているからこそ、自信を持って「ここから始めましょう」と言えます。

まずは10日間、無料で内見してみてください。店名と営業時間を1行書いてみるだけで、「自分のお店の住まいがある」という感覚が、きっと分かります。

あなたのお店の、ネットの上の「1号店」を、ここから始めましょう。


㈱デリシャスノーツでは、飲食店・小売店の皆さま向けに「ホームページの制作・運用」や「Googleビジネスプロフィール・グルメサイトと組み合わせた集客設計」のお手伝いもしています。
「サーバーの契約から一緒にやってほしい」「うちの店に合ったホームページの形を相談したい」というご相談は、お問い合わせフォームよりお寄せください。

※本記事の料金・仕様は2026年10月3日時点の各社公式サイト掲載値(税込)です。キャンペーン価格は期間限定のため、最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

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