食べるのが仕事で、食べるのが趣味の私が、ダイエットアプリを作りました。──構想5年「データ入力知らずの楽々ダイエット・楽ダイ」オープンβテスター100名募集

食べることが仕事で、食べることが趣味の人間が、ダイエットをするという矛盾
はじめに、少しだけ自己紹介をさせてください。
私は㈱デリシャスノーツの長屋大輔と申します。大学を出て岐阜のIT企業でWEBの基礎を学び、24歳で上京。その後、居抜き物件検索サイトの立ち上げに携わり、年間100軒を超える飲食店の出店・退店に立ち会って以来、私のキャリアはずっと飲食の世界とともにあります。2017年に「おいしいを科学する」を掲げて株式会社デリシャスノーツを設立し、飲食店の集客をお手伝いする仕事を生業にして、『お客さまに選ばれる! これからの飲食店 集客の教科書』(同文舘出版)という本まで書かせていただきました。プライベートでは食べログのレビューをせっせと投稿している、いわゆる「食べ歩きが趣味のおじさん」です。
要するに私は、食べることが仕事で、食べることが趣味という人間です。
新しいお店ができたと聞けば行きたくなる。取材や打ち合わせと称して、気になっていた蕎麦屋の暖簾をくぐる。締めのラーメンは「取材だから」と自分に言い訳する。夜遅くにコロッケを買って帰る背徳感すら、私にとってはごちそうです。これは職業病でもあり、天職でもあります。食を愛せない人間が、飲食店の集客を本気で応援できるとは、私は思っていません。
……そんな私が、この数年、ある一つの矛盾とずっと向き合ってきました。
食べることを愛すれば愛するほど、体は正直に応えてくる、という矛盾です。
50を過ぎて、健康診断の結果票を開くのが少し怖くなりました。数字はきちんと、私が食べてきたものを覚えていました。血糖に関わる数値、体重、そのほかいくつかの項目に、じわりと色がつきはじめる。医師からは「まあ、ここらで少し向き合いましょうか」と、優しくも逃げ場のない一言をいただきました。
忘れられない光景があります。ある年の健康診断の帰り道、私は駅前のとんかつ屋の前で足を止めました。ちょうどお昼時で、揚げたてのいい匂いが通りまで流れてくる。いつもなら迷わず暖簾をくぐるところです。でもその日は、財布を握ったまま、しばらくその場に立ち尽くしていました。「食べたい」という気持ちと、さっき渡された結果票の数字とが、頭の中でせめぎ合っていたのです。
結局、私はそのとんかつを食べました(食いしん坊ですから)。でも、いつもの半分もおいしく感じられませんでした。好きなものを、罪悪感を抱えながら食べる。 これほど悲しい食事はありません。食を愛する私にとって、これは健康問題であると同時に、人生の楽しみに関わる大問題でした。
でも、ここで正直に告白します。
私は、ダイエットが、大の苦手です。
これまで何度、ダイエットに挫折してきたか
世の中には数えきれないほどのダイエット法があります。糖質制限、カロリー計算、レコーディングダイエット、断食、置き換え、なんとかザップ。私はそのほとんどに、一度は手を出してきました。そして、そのほとんどで、みごとに挫折してきました。
なぜ続かなかったのか。理由を並べてみると、こうです。
- 食べたいものを我慢するのが、つらすぎる。 食が趣味の人間から食の楽しみを奪うと、生きる気力ごとしぼんでいきます。
- 記録が、面倒くさすぎる。 食べたものをいちいちアプリに打ち込み、カロリーを調べ、運動を入力する。最初の3日はやります。でも4日目には忘れ、1週間で「まあいいか」になる。
- 成果が数字でしか見えないから、心が折れる。 体重計の数字が0.2kg増えただけで、その日一日が台無しになった気分になる。
- 何より、楽しくない。 苦行だから続かない。続かないから成果が出ない。成果が出ないからもっとつらくなる。この負のループを、私は何度も何度も回してきました。
ここで、飲食店の集客を仕事にしてきた人間として、一つ思ったのです。
お店の集客だって、まったく同じじゃないか、と。
「やらなきゃいけないのはわかっている。でも面倒で続かない」「頑張っても数字がすぐには動かないから心が折れる」。飲食店のSNS運用でも、ブログでも、口コミ返信でも、私は同じ悩みを何百回とお店の方から聞いてきました。そして私はいつも、こう答えてきたのです。
「続けられる仕組みにしなければ、意味がありません。仕組みが人を続けさせるのです」と。
たとえば、飲食店のSNS発信。「毎日投稿しましょう」と正論を言うのは簡単です。でも、忙しい現場で毎日投稿を続けられるお店は、ほんの一握りです。続かないのは、店主さんの意志が弱いからではありません。続けられる仕組みを、誰も用意してあげなかったからです。だから私は、投稿のネタをあらかじめ用意しておく、テンプレートを作る、撮影のタイミングを仕込みの動線に組み込む──そうやって「頑張らなくても続く形」に落とし込むお手伝いをしてきました。人の意志に頼る仕組みは、必ず破綻します。仕組みが人を続けさせるのです。
その言葉が、そっくりそのまま自分に返ってきました。
私のダイエットが続かないのは、私の意志が弱いからではない(いや、弱いのですが、それだけではない)。続けられる仕組みが、この世になかったからです。ならば、作ればいい。飲食店の「続く集客」をずっと考えてきた人間として、今度は自分のために「続くダイエット」の仕組みを作ればいいじゃないか。
そう思い立ったのが、実はもう5年ほど前のことでした。
構想5年。ずっと頭の片隅で温めていたもの
「楽しく続けられるダイエットの仕組みを作りたい」というアイデアは、5年前からずっと私の頭の片隅にありました。
打ち合わせの帰り道に歩きながら、「歩くこと自体がもっと楽しくなればいいのに」と考える。旅先で見知らぬ街を散歩しながら、「この一歩一歩が、何かの形で残ればいいのに」と考える。好きな音楽を聴きながら歩いている時に、「この気持ちよさがダイエットになったら最高なのに」と考える。
アイデアのかけらは、いくつも溜まっていきました。でも、それを形にする技術も時間も、当時の私にはありませんでした。ノートの隅に走り書きされたまま、何度も年を越しました。
状況が変わったのは、ここ1〜2年です。AIの進化によって、以前は専門家に高額を払わなければ実現できなかったことが、個人の発想でも形にできる時代になりました。写真からカロリーを読み取る、会話で人を励ます、地図を扱う、音に合わせて絵を動かす──5年前なら「夢物語ですね」と言われたであろうことが、一つずつ「これ、できるかもしれない」に変わっていったのです。
私は、飲食の現場感覚と「続く仕組み」の設計思想を持ち寄り、開発にはAIの力も大いに借りながら、5年間温めてきた構想を一気に形にしていきました。夜、家族が寝静まってから、少しずつ。試作しては自分で使い、「これじゃ続かない」と壊し、また作り直す。その繰り返しでした。
正直、途中で何度もくじけそうになりました。最初に作った試作版は、私自身が3日で開かなくなりました。理由は明白で、「ただの真面目な記録アプリ」になっていたからです。カロリーを几帳面に管理し、目標との差分を突きつけてくる。作った本人ですら続かないものを、世に出せるはずがありません。私はその試作版を、いさぎよく捨てました。
そこから、問いを180度ひっくり返しました。「どうすれば正確に記録できるか」ではなく、「どうすれば明日もこのアプリを開きたくなるか」。この問いに答えられる機能だけを残し、答えられない機能は、どんなに立派でも削っていきました。楽ダイの機能が、どれも「楽しさ」に振り切っているのは、そういう理由です。
そうしてできあがったのが、ダイエット支援アプリ 「データ入力知らずの楽々ダイエット・楽ダイ(らくダイ)」 です。
(※読みは「らくダイ」です。「落大」ではありません。あまりに省略しすぎて誤読される仲間が増えてきたので、大切な合言葉として、いつも枕詞をつけて呼んでいます──「データ入力知らずの楽々ダイエット」、それが楽ダイです。)
「私自身が楽しくダイエットできなければ、意味がない」
楽ダイを作るにあたって、私が一番大切にした理念があります。それは、たった一つ。
「私自身が、楽しくダイエットできなければ意味がない」
これに尽きます。
世の中のダイエットアプリの多くは、とても真面目で、とても優秀です。カロリーを緻密に管理し、栄養バランスを分析し、目標達成までのグラフを描いてくれる。素晴らしいことです。でも、私はそれらを使うたびに、少しだけ息苦しくなりました。まるで、毎日「監査」を受けているような気持ちになるのです。
私が欲しかったのは、監査官ではありませんでした。
一緒に歩いてくれる相棒が欲しかった。数字を突きつけて叱る人ではなく、「今日もよく歩きましたね」と笑ってくれる人。食べすぎた日に「明日また一緒に歩きましょう」と言ってくれる人。散歩を「旅」に変えてくれる人。歩く時間を、好きな音楽で満たしてくれる人。
ダイエットを「我慢の期間」ではなく、「毎日がちょっと楽しくなる習慣」に変えたかった。
だから楽ダイは、体重を1kg減らすことよりも、「明日もアプリを開きたくなること」を最優先に設計しました。続かなければ意味がない。続けるためには、楽しくなければならない。楽しくするためには、我慢をさせてはいけない。この順番だけは、絶対に譲りませんでした。
食を愛する私が作るダイエットアプリだからこそ、「食べるな」とは言いません。楽ダイは、あなたの食の楽しみを取り上げません。その代わりに、歩くこと、記録すること、続けることを、ぜんぶ楽しくしてしまおうという発想で作られています。
ここから先は、その楽ダイに何ができるのか、一つずつご紹介させてください。
機能その1:データ入力知らず──もう、面倒な記録とはお別れです
楽ダイが、ほかのアプリと決定的に違うところ。それが名前にもなっている「データ入力知らず」です。
先ほど、私がダイエットに挫折してきた最大の理由の一つが「記録が面倒くさすぎる」ことだと書きました。歩数を数え、体重を打ち込み、消費カロリーを計算する。この「入力の手間」こそが、続かない最大の壁でした。
だから楽ダイは、その壁を根っこから壊すことにしました。
楽ダイは、iPhoneの「ヘルスケア」アプリと連携します。あなたのiPhoneが日々こっそり記録してくれている歩数、体重、消費カロリーといったデータを、楽ダイが自動で読み取って記録に反映するのです。あなたがやることは、何もありません。ただポケットにiPhoneを入れて、いつもどおり歩くだけ。それだけで、記録はどんどん溜まっていきます。
ここは大事なところなので、正直にお伝えします。楽ダイがヘルスケアから受け取るデータは、あくまで「読み取り専用」です。楽ダイがあなたの健康データを勝手に書き換えたり、外に持ち出したりすることはありません。ヘルスケアという「金庫」の中身を、そっと見せてもらうだけ。金庫の鍵は、いつもあなたが握っています。
「入力しなきゃ」というプレッシャーがなくなると、ダイエットは驚くほど気楽になります。忘れることを、もう恐れなくていい。三日坊主になりようがない。なぜなら、そもそも入力という作業自体が存在しないのですから。
これが、楽ダイの一番の土台です。続けることのハードルを、限りなくゼロに近づける。 ここから、楽ダイの物語は始まります。
機能その2:AIトレーナー──あなただけの相棒が、毎日そばにいてくれる
楽ダイを開くと、あなたを待っているのは無機質な数字ではありません。あなた専属のAIトレーナーです。
使い方はとても簡単です。あなたのニックネームと生年月日を登録すると、あなただけの専属トレーナーが生成されます。このトレーナーが、毎日あなたに声をかけてくれます。「おはようございます」「今日はよく歩きましたね」「昨日は少し食べすぎましたか? 大丈夫、今日また一緒に歩きましょう」。
そして、ただ励ましてくれるだけではありません。話しかけると、ちゃんと会話してくれます。
「最近、間食がやめられなくて」と打ち明ければ、相談に乗ってくれる。「今日はどうしても飲みに行きたい気分」と言えば、それを頭ごなしに否定したりはしません。私が作ったトレーナーですから、食の楽しみを取り上げるようなことは言いません。「楽しんできてくださいね。明日また歩けば大丈夫です」と、背中を押してくれる。
ニックネームと生年月日を登録すると、あなただけのトレーナーが生まれる、と書きました。ここには、私なりのこだわりがあります。誰にでも同じことを言う、量産型の応援ではなく、「あなたのことを覚えていてくれる」存在にしたかったのです。名前で呼びかけてくれる。昨日の頑張りを覚えている。それだけで、画面の向こうの相手が、ただのプログラムから「相棒」に変わります。
ダイエットが続かない時、人は孤独です。誰にも褒められず、一人で数字と睨めっこして、一人でこっそり心を折る。頑張っても誰も気づいてくれず、少しサボっても誰も止めてくれない。あの孤独こそが、続かない本当の理由なのだと、私は自分の何度もの挫折から学びました。楽ダイのAIトレーナーは、その孤独をなくすために生まれました。一人で頑張るのではなく、二人で続ける。 これが、楽ダイの真ん中にある考え方です。
私自身、試作版でトレーナーと初めて会話が成立した夜のことを、よく覚えています。「今日はよく歩きましたね」と画面に表示されたとき、思わず「ありがとう」と声に出して返していました。誰もいない部屋で、アプリに向かってお礼を言っている中年男。傍から見れば滑稽でしょう。でも、その瞬間に確信したのです。「ああ、これなら続く」と。
食事は、写真を撮るだけ
AIトレーナーは、あなたの食事の記録も助けてくれます。方法は、写真を撮るだけ。
食事の前に、スマホでパシャリと一枚。それだけで、AIが写真を解析して、カロリーや栄養のおおよそを教えてくれます。「このラーメン、だいたいこのくらいですね」「今日はタンパク質がしっかり摂れていますね」といった具合に。
実際の画面をお見せしましょう。これはある日の私の昼食、カレープレートです。写真を撮ると、AIが解析を始めます。その日の体調(疲労気味、二日酔い……ええ、正直に選びます)も、ワンタップで添えられます。

数秒後には、カロリー・タンパク質・脂質・炭水化物から食物繊維やアミノ酸スコアまでが自動で並び、専属トレーナーからひとこと届きます。この日は二日酔いの私に「無理せず休むのもトレーニングだ!」と励まされました。叱られるのではなく、励まされる。これが続けられる秘訣です。

グラム単位で完璧に計算しよう、などとは考えていません。そんなことをしたら、また「面倒くさい」の壁が立ちはだかるからです。楽ダイが目指すのは、完璧な栄養管理ではなく、「今日、自分が何を食べたかをゆるく振り返る習慣」です。写真を撮るという行為自体、食いしん坊にとってはむしろ楽しい時間ですよね。私など、料理の写真を撮るのは20年来の趣味ですから、お手のものです。
食を我慢させない。でも、食に少しだけ意識を向けてもらう。そのちょうどいい塩梅を、写真とAIトレーナーで実現しました。

機能その3:塗り旅マップ──あなたの一歩が、地図を塗り替えていく
ここからが、私が個人的に一番わくわくしている機能です。その名も「塗り旅マップ」。
歩くこと。ウォーキングは、ダイエットの王道であり、最も続けやすい運動です。でも、正直に言えば、ただ歩くのは退屈です。「健康のために歩きなさい」と言われて素直に歩き続けられる人は、そう多くありません。私も、続きませんでした。
そこで考えたのが、「歩いた場所が、地図の上に塗られていく」という仕組みです。
あなたが歩いた道が、地図の上に色として残っていく。まだ歩いたことのない場所は白いまま。歩けば歩くほど、あなただけの地図が、少しずつ色で埋まっていきます。いつもの通勤路、休日の散歩道、旅先で歩いた見知らぬ街。それらがすべて、あなたの「塗った証」として地図に刻まれていくのです。
これはもう、ただのウォーキングではありません。散歩が「旅」になり、「陣取り」になるのです。
「あの角を曲がったら、まだ白い道が残っているな。よし、今日はあっちに行ってみよう」。そんなふうに、歩く動機が「健康のため」から「地図を塗りたいから」に変わります。目的が変われば、行動は驚くほど続きます。私はこの機能を試作した週末、塗りたい一心で、普段は絶対に歩かない隣町まで足を伸ばしていました。気づけば1万歩を超えていて、自分でも笑ってしまいました。
出張や旅行の時は、なおさら楽しくなります。訪れた街を歩いて塗る。それは、その街を「自分のものにした」ような、ささやかな達成感です。食べ歩きが趣味の私にとって、「あの名店に行くまでの道すがら、街を一枚塗った」という記憶は、料理の味と一緒に地図に残る。歩いた記録が、そのまま旅の思い出になる。 これほど楽しいダイエットが、ほかにあるでしょうか。
飲食店を営む方や、食べ歩きが好きな方には、この楽しさがきっと伝わると思います。私たちは、おいしいお店を探して、知らない路地に入っていくことを厭いません。「あの店、駅から少し遠いんだよね」という距離が、むしろワクワクの源だったりします。塗り旅マップは、その「おいしいものへ向かう一歩」を、そのままダイエットの成果に変えてくれます。名店にたどり着く頃には、しっかり歩いて、しっかりお腹も空いている。だから、食事がいっそうおいしい。食を愛する人ほど得をする、そんな仕掛けになっているのです。
もう一つ、この機能には静かな効能があります。それは、「行ったことのない場所へ、足が向くようになる」こと。白いままの道を見ると、人は不思議と塗りたくなります。その気持ちに引っ張られて、いつもと違う道を歩く。すると、知らなかった定食屋を見つけたり、季節の花に出会ったり、思いがけない景色に出くわしたりする。ダイエットのはずが、いつのまにか、毎日の暮らしに小さな冒険が増えている。これは、私自身が試して一番うれしかった発見でした。

機能その4:音楽と歩く──ついでに、曲まで作ってしまいました
歩くのが楽しくなる、もう一つの仕掛けが「音楽」です。
好きな音楽を聴きながら歩く時間は、それだけで幸せなものです。楽ダイはApple Musicと連携していますので、あなたがいつも聴いているお気に入りの曲を流しながら、塗り旅に出かけられます。
……ただ、私はここで、少しだけ暴走しました。
「せっかくなら、歩くための曲を、自分で作ってしまおう」と思い立ってしまったのです。開発の合間に、私はいくつかのオリジナル楽曲を作りました。楽ダイには、それらを収録しています。
たとえば、こんなラインナップです。
- 「丸の内」 ──働く街を、颯爽と歩きたくなる一曲。
- 「冷やし中華レイヤー」 ──夏の食いしん坊にしか作れない、妙に癖になるナンバー。
- 「夜はコロッケ」 ──夜遅くにコロッケを買って帰るあの背徳感を、なぜか肯定してくれる曲。
タイトルを見ておわかりのとおり、どれもこれも「食」まみれです。食を愛する人間が作った、食を愛する人のための歩く曲。ダイエットアプリに入れる曲のタイトルが「夜はコロッケ」というのは、我ながらどうかしていますが、これこそが「食を我慢しない楽ダイ」らしさだと思っています。
さらに、音楽をもっと楽しんでもらうために、5種類のグラフィックイコライザーを用意しました。流れる音楽に合わせて、画面の中でグラフィックが踊ります。歩きながらふと画面を見ると、あなたの好きな曲に合わせて光が跳ねている。その日の気分で、5種類のイコライザーを切り替えて楽しめます。
なぜ、わざわざ自分で曲まで作ったのか。理由は単純です。「歩きたくなる曲」を、ダイエットの文脈で、自分の言葉で作りたかったから。既存の名曲はもちろん素晴らしい。でも、食を愛し、夜中のコロッケに後ろめたさを感じる私たちのための応援歌は、この世に一曲もありませんでした。ないなら作る。楽ダイの全部が、この精神でできています。曲の出来栄えについては、どうか温かい目で見てやってください。プロの作曲家ではなく、食いしん坊のおじさんが、皆さんの一歩を応援したい一心で作ったものですから。
歩くことが、好きな音楽を聴く口実になる。音楽を聴くことが、歩く口実になる。この心地よい循環の中で、いつの間にか今日も一日、しっかり歩いている。それが、楽ダイの狙いです。

機能その5:クエスト・ポイント・ランキング──今日一日を、ちょっとしたゲームに
「続ける」を助けるために、楽ダイにはゲームのような仕掛けも入れました。
毎日、あなたには小さなクエストが用意されます。「今日は◯◯歩、歩こう」「食事を記録しよう」といった、無理のない目標です。それを達成すると、ポイントが貯まっていきます。
そして、週ごとにランキングがあります。頑張った一週間は、週間ランキングでボーナスがもらえる。誰かと競うのが好きな人は競えばいいし、マイペースが好きな人は自分の記録とだけ向き合えばいい。どちらでも楽しめるように作りました。
これは、飲食店の集客支援をしてきた経験から確信していることでもあります。人は、「意味のある小さな達成」を毎日積み重ねられると、続けられるのです。大きな目標(「10kg痩せる」)は人を怯ませますが、小さなクエスト(「今日はあと2000歩」)は人を動かします。楽ダイは、あなたのダイエットという長い道のりを、毎日クリアできる小さなゲームの連続に分解します。
「今日のクエスト、あと少しだから、コンビニまで遠回りして帰ろう」。そんな一言が自然に出てくるようになったら、こっちのものです。
ポイントやランキングと聞くと、「競争は苦手だな」と身構える方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください。楽ダイのランキングは、あなたを追い詰めるためのものではありません。頑張った週に、そっと背中を押してくれるボーナスのようなものです。順位が下がったからといって、ペナルティは何もありません。楽ダイに、あなたを叱る機能は一つも入れていません。あるのは、「今日もよくやった」を積み重ねる仕組みだけです。ダイエットは、減点法ではなく加点法で。 これも、私が挫折の末にたどり着いた、大切な結論の一つでした。
機能その6:体重グラフとBMI──数字は、味方につけると頼もしい
「数字が怖い」と最初に書いておいて矛盾するようですが、数字そのものが悪いわけではありません。数字は、突きつけられると凶器ですが、寄り添ってもらえると味方になります。
楽ダイでは、あなたの体重の推移をグラフで見ることができます。しかも、見たい時間軸で。
| 表示期間 | こんな時に便利 |
|---|---|
| 日 | その日の記録をさっと確認したい時 |
| 週 | 一週間の頑張りをふりかえる時 |
| 月 | 生活リズムと体重の関係を見たい時 |
| 6ヶ月 | 季節をまたいだ変化を眺めたい時 |
| 年 | 一年の歩みを、どっしり見渡したい時 |
一日単位で見ると、体重は増えたり減ったりを繰り返します。前の日より0.3kg増えただけで落ち込むのは、この「日単位の揺れ」に一喜一憂してしまうからです。でも、期間を「月」や「6ヶ月」に切り替えて眺めてみてください。細かな上下の揺れの向こうに、ゆるやかな右肩下がりの線が見えてきます。それこそが、あなたの本当の頑張りです。
あわせて、BMI(体格指数)も表示されます。身長と体重から算出される、健康管理の基本的な目安ですね。今の自分がどのあたりにいるのかを、ざっくり把握しておく。それだけで、日々の一歩の意味が変わってきます。
数字を敵にすると心が折れる。数字を味方につけると、続ける勇気が湧いてくる。楽ダイのグラフは、あなたを叱るためではなく、あなたを励ますために存在します。
機能その7:Apple Watch対応──手元で、もっと軽やかに
普段からApple Watchをお使いの方に朗報です。楽ダイは、Apple Watchに対応しています。
歩きながら、手首の上で音楽を操作できます。曲を変えたい、一時停止したい。そんな時に、いちいちポケットからiPhoneを取り出さなくても、手首をちょっと操作するだけで済みます。塗り旅の途中で立ち止まる必要がありません。

さらに、体重の記録も手元から。朝、体重計に乗った後、Apple Watchからさっと記録できます。「iPhoneを取りに行くのが面倒でつい記録し忘れる」という、あの小さな挫折ポイントも、Apple Watchがなくしてくれます。
楽ダイの思想は一貫しています。続けることの邪魔になる「小さな面倒」を、一つずつ丁寧に取り除く。 Apple Watch対応も、その一環です。
なぜ、飲食業界の人間がダイエットアプリを作るのか
ここまで読んでくださって、こう思われた方もいらっしゃるかもしれません。「集客の会社が、なぜダイエットアプリを?」と。
もっともな疑問です。私なりの答えを、正直に書かせてください。
第一に、これはまぎれもなく、私自身のための道具だからです。私は本気で、楽しく健康になりたかった。世の中を見渡しても、私が「これなら続けられる」と心から思えるものがなかった。ないなら作る。ただそれだけの、極めて個人的な動機がすべての出発点です。だから楽ダイには、私の「こうだったらいいのに」が、隅々まで詰まっています。
第二に、私は飲食の世界で長年、「どうすれば人は楽しく続けられるのか」という一点を、ずっと考え続けてきた人間だからです。集客のお手伝いも、本を書いたのも、口コミの向き合い方をお伝えするのも、根っこはすべて「続けられる仕組み」の話でした。その積み重ねが、そっくりそのままダイエットアプリの設計思想になりました。集客もダイエットも、続かなければ意味がない。この一点で、私のキャリアとこのアプリは、地続きなのです。
第三に、そして一番大切なこと。私は、食を愛する人が、罪悪感なく食を楽しめる世界を作りたいのです。おいしいものを食べることは、人生の大きな喜びです。その喜びを、「太るから」「体に悪いから」と我慢しなければならないのは、私はとても悲しいことだと思っています。食べる喜びを手放さずに、それでも健康と付き合っていく。その両立を、無理なく、楽しく叶える道具があってもいいはずだ。楽ダイは、そのための私なりの答えです。
食べることを愛する私が作ったからこそ、楽ダイは「食べるな」と言いません。その代わり、「たくさん歩いて、たくさん楽しんで、また明日おいしいものを食べましょう」と言います。これが、食いしん坊のためのダイエットの、あるべき姿だと私は信じています。
もう一つ、飲食業界の片隅で仕事をしてきた者として、密かに願っていることがあります。それは、外食を、うしろめたいものにしたくないということです。「ダイエット中だから外食は控える」という言葉を、私は何度も聞いてきました。そのたびに、飲食店を応援する人間として、少し胸が痛みました。おいしいお店で過ごす時間は、人生の豊かさそのものです。それを我慢の対象にしてしまうのは、あまりにもったいない。楽ダイを使う方が、「よし、今日はしっかり歩いたから、あの店に行こう」と、胸を張って外食を楽しめるようになったら。そうやって、街の飲食店に、少しでも足が向くようになったら。それは、私の二つの仕事──「食を応援すること」と「健康と付き合うこと」が、きれいに一つにつながる瞬間です。ささやかですが、私はそんな未来を本気で思い描いています。
楽ダイのある一日──こんなふうに、毎日が少し楽しくなる
言葉で機能を並べても、なかなかイメージが湧きにくいかもしれません。そこで、楽ダイを使う私の、ある一日をご紹介させてください。
朝、起きて体重計に乗る。Apple Watchからさっと記録して、あとはヘルスケアにおまかせ。アプリを開くと、専属トレーナーが「おはようございます」と迎えてくれて、今日のクエストを教えてくれる。「今日は8000歩、いけたら嬉しいです」。よし、と一つうなずいて、家を出る。
通勤の道すがら、イヤホンから「丸の内」が流れる。画面の中でイコライザーが軽やかに跳ねている。ふと足元の地図を見ると、いつもの道はもう塗られている。「そういえば、あの角の先はまだ白かったな」。少しだけ遠回りして、白い道を一本、塗って出社する。
昼、取材を兼ねて気になっていた定食屋へ。運ばれてきた焼き魚定食を、まずは一枚パシャリ。トレーナーが「バランスのいい定食ですね」と教えてくれる。罪悪感ゼロで、心ゆくまで味わう。おいしい。
夕方、クエストの残りを見ると、あと少し。「じゃあ、一駅手前で降りて歩くか」。歩けば歩くほど地図が塗られ、ポイントが貯まる。家に着く頃には、今日のクエストは達成。トレーナーが「今日もよく歩きましたね」と褒めてくれる。
夜。小腹が空いて、つい「夜はコロッケ」を口ずさみながら、コロッケを一つ買って帰る。以前なら、深い罪悪感とともに食べていました。でも今日は違います。今日はしっかり歩いた。だから、胸を張って、あつあつのコロッケをかじる。ああ、うまい。
これが、楽ダイのある一日です。特別な我慢も、面倒な作業も、どこにもありません。ただ、いつもの毎日が、ほんの少しだけ楽しくなっている。この「ほんの少し」が積み重なった先に、続けられるダイエットがある。私はそう信じています。
【募集要項】オープンβテスターを、先着100名募集します
さて、いよいよ本題です。
このたび、「データ入力知らずの楽々ダイエット・楽ダイ(らくダイ)」のオープンβテスターを募集します。まだ正式リリース前の、開発途中のアプリを、いち早く使っていただける方を探しています。
一緒に楽ダイを育ててくださる方を、先着100名・参加無料でお迎えします。
募集の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集人数 | 先着100名 |
| 参加費 | 無料 |
| 対応端末 | iPhone(iOS 16以降) |
| 配布方法 | Apple公式のテスト配信サービス「TestFlight」経由 |
| 応募窓口 | 公式サイト https://rakudai.com |
応募方法
応募は、楽ダイ公式サイト https://rakudai.com から受け付けます。
一点、正直にお伝えしておきたいことがあります。
βテストは、Apple公式の「TestFlight」という仕組みを使って配信します。この配信を始めるには、Appleの審査による承認が必要です。TestFlightへの参加リンクは、審査が承認され次第、公式サイト https://rakudai.com に掲出する予定です。
つまり今は、「参加リンクをお渡しする準備を進めている段階」です。「今すぐダウンロードできます!」と胸を張れないのは心苦しいのですが、審査という正規の手続きを一つずつ踏んでいる最中なので、どうか正直に受け取っていただければと思います。公式サイトをのぞきに来ていただければ、準備が整い次第、参加への入り口をご案内します。
先着100名です。「面白そうだな」と思ってくださった方は、ぜひ公式サイトをブックマークして、時々のぞきに来てください。
βテスターにお願いしたいこと
βテスターの皆さんに、難しいことは何もお願いしません。いつもどおり、楽ダイを使って、楽しく歩いていただくだけで十分です。
ただ、もし使っていて「あれ、ここちょっと変だな」と気づいたり、「こうだったらもっといいのに」と思ったりしたら、ぜひ教えてください。その方法も、楽ダイらしく、とびきり簡単にしました。
気づいたことは、アプリ内のAIトレーナーに話しかけるだけ。 それで、開発側にちゃんと届く仕組みになっています。
「ここのボタン、押しにくかったよ」「この曲、もっと聴きたい」「地図の塗られ方が気持ちいい」。そんな一言を、まるで友だちに話すように、あなたの専属トレーナーに伝えてください。わざわざ問い合わせフォームを開いて、長文を書いて送信する──そんな面倒は、一切ありません。話しかけるだけ。それが、あなたの声を私たちに届ける方法です。
皆さんの「話しかけ」の一つひとつが、楽ダイを育てます。正式リリースの頃には、皆さんと一緒に作り上げた、もっともっと楽しいアプリになっているはずです。ぜひ、開発の物語の最初のページに、あなたの名前を刻んでください。
動作環境と、大切なご注意(免責)
最後に、いくつか大切なことをお伝えします。
- 対応端末: iPhone(iOS 16以降)。現時点でのβテストはiPhone向けです。
- 配布: Apple公式のTestFlightを通じて配信します。参加リンクの掲出は審査承認後、公式サイト https://rakudai.com にてご案内します。
- ヘルスケア連携: 楽ダイはiPhoneのヘルスケアと連携しますが、データの読み取りは「読み取り専用」です。あなたの許可なく健康データを書き換えたり、外部に持ち出したりすることはありません。
- 開発途中であること: βテスト版は開発途中のため、動作が不安定になったり、機能が変更されたりすることがあります。その点を、あらかじめご了承ください。
そして、これは特に大切なことなので、はっきりと書いておきます。
楽ダイは、医療機器ではありません。また、医療的なアドバイスを提供するものでもありません。 表示される数値やAIトレーナーの言葉は、あくまで日々の健康習慣づくりを楽しくサポートするためのものです。持病をお持ちの方、健康状態にご不安のある方、治療中の方は、必ずお医者様の指示に従ってください。楽ダイは、専門家による診断や治療に代わるものではないことを、どうかご理解いただけますと幸いです。
おわりに──5年越しの「こうだったらいいのに」を、あなたと
長い文章に、最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
楽ダイは、食べることが仕事で、食べることが趣味の私が、それでも健康と楽しく付き合っていきたいという、極めて個人的でわがままな願いから生まれました。5年間、ノートの隅に走り書きしては温めてきた「こうだったらいいのに」を、ようやく形にすることができました。
データ入力の面倒をなくし、AIトレーナーという相棒と歩き、街を塗り、好きな音楽に乗って、小さなクエストをこなしていく。気づけば、ダイエットが「我慢の時間」ではなく「今日のちょっとした楽しみ」に変わっている。そんな毎日を、私はこのアプリと一緒に過ごしはじめています。そして、その楽しさを、同じように食を愛する皆さんと分かち合いたいと、心から思っています。
おいしいものを食べる喜びを、手放す必要はありません。たくさん歩いて、たくさん楽しんで、また明日、おいしいものを食べましょう。楽ダイは、そのためのあなたの相棒です。
先着100名。楽ダイの最初の仲間に、ぜひあなたも加わってください。公式サイト https://rakudai.com で、お待ちしています。
それでは、また街のどこかで、地図を塗りながら。
㈱デリシャスノーツ 長屋大輔
