年間6万店が閉店する国で、飲食店専門PR配信「プレスデリ」を作った理由

ある店の、最後の営業日のこと
シャッターに、A4の紙が一枚。
「長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。◯月◯日をもちまして閉店いたします」
角がめくれかけたその紙を、私は何度、街角で見てきただろう。ラミネートすらされていない、たぶんお店のプリンターで刷った一枚。手書きで一言、「短い間でしたが、幸せでした」と添えられていることもある。
その店には、開店の日があったはずです。物件を借りて、内装に何百万も注ぎ込んで、メニューを何十回も試作して、SNSのアカウントを作って、オープン初日に緊張しながら暖簾をくぐらせた——そういう「はじまりの日」が、たしかにあった。
思い出してみてください。お店がオープンする日というのは、本当に華やかです。花輪が並び、SNSには「ニューオープン!」の文字が躍り、グルメサイトが「話題の新店」として取り上げる。オーナーは寝不足の目を輝かせて、初日のお客さまを迎える。街も、ネットも、その「はじまり」を、みんなで祝います。
ところが、同じお店の「おわり」になると、世界は急に静かになります。その店が消える日を、世の中の誰も知らないまま、店はひっそりと姿を消していく。常連さんですら、次に通りかかったときに「あれ、なくなってる」と気づく。最後にもう一度あの一皿を食べたかった人も、閉店セールに駆けつけたかった人も、その情報にたどり着けないまま。同じお店の物語なのに、はじまりとおわりで、こんなにも扱いが違う。私はそれが、どうしても腑に落ちませんでした。
私は飲食店のWEB集客を仕事にしています。これまで1000店舗を超えるお店の集客のお手伝いを、現場でやってきました。2020年には『お客さまに選ばれる! これからの飲食店 集客の教科書』という本も書かせていただきました。だからこそ、この「最後の貼り紙」が、ずっと胸に刺さっていました。
はじまりは、あんなに華やかに祝われるのに。おわりは、誰にも知られない。
これは、そのことがどうしても許せなかった私が、飲食店のためだけのプレスリリース配信サービス「プレスデリ」を作るまでの話です。少し長くなりますが、飲食店を経営されている方、これから開業される方、そして「あの店、どこ行っちゃったんだろう」と思ったことのあるすべての人に、読んでいただけたら嬉しいです。
私が現場で、ずっと見てきたもの
「いい店」が、埋もれていく
私の会社、株式会社デリシャスノーツの理念は「美味しいを科学する」です。行動指針は「今ここにない未来は自分で作る」。かっこつけて言っているわけではなくて、本当にそういう仕事をしてきたつもりです。
飲食店のWEB集客をお手伝いしていると、いやというほど思い知らされることがあります。それは、「味がいい」だけでは、お店は残れないという現実です。
心の底から美味しいと思える料理を出すお店が、ある日ふっと消える。逆に、正直「うーん」と思う店が、発信の上手さだけで行列を作る。もちろん発信が上手なのも実力のうちです。でも、料理に人生を賭けている職人さんが、「知られていない」というただ一点で埋もれていくのを、私は何度も間近で見てきました。
そのたびに思うんです。この人は、料理を作るプロであって、広報のプロじゃない。厨房に立ち続けて腕を磨いてきた人に、「プレスリリースを書け」「メディアにアプローチしろ」なんて、酷な話じゃないか、と。
忘れられないお店があります。詳しくは書けませんが、ご夫婦だけで切り盛りする、小さな和食のお店でした。ご主人の出汁は、本当に唸るほど旨かった。奥さまの接客もあたたかくて、私は勝手に「この街の宝だ」と思っていました。でも、そのお店は発信がまるで得意ではなかった。ホームページもなければ、SNSもほとんど更新されていない。「うちは味で勝負ですから」——ご主人はいつもそう言って笑っていました。
その言葉は、職人として誇り高くて、私は大好きでした。でも同時に、心配でもありました。どんなに味が良くても、その存在が知られなければ、新しいお客さまは入ってこない。そしてある日、そのお店は閉じました。味ではなく、「知られていなかった」ことに、じわじわと追い詰められて。私はあのとき、自分の無力さを本当に悔しく思いました。もっと早く、もっと簡単に、あの人が発信できる仕組みがあったなら、と。
本を書いて、あらためて突きつけられたこと
2019年に私はウェブデザイナーという立場でインターネットに携わってから27年分の知識を、できるだけ分かりやすく詰め込んだつもりでした。検索エンジンで見つかりやすくするために重要なGoogleの基本思想、ホームページの作り方、口コミの集め方、写真の撮り方、SNSの使い方——飲食店が集客のためにやるべきことを、一冊にまとめました。
ありがたいことに、多くの飲食店の方に読んでいただきました。でも、読者の方と話すうちに、私はある壁にぶつかったんです。「書いてあることは分かった。でも、それを全部やる時間がない」——これが、現場のいちばん切実な本音でした。
そうなんです。知識を伝えるだけでは、足りない。どんなに良いノウハウも、それを実行する時間と余力がなければ、絵に描いた餅で終わってしまう。「知っている」と「できる」の間には、深い谷がある。本を書いたことで、私はその谷の深さを、かえって思い知らされました。
だったら、本で「やり方」を伝えるだけでなく、「やること自体」を肩代わりできる道具を作ればいい。プレスデリは、あの本の続きでもあるんです。教科書に書いた理想を、現場で本当に実現するための道具。そう考えると、私の中でずっと一本の線がつながっている気がします。
リリースを書く「時間」も「お金」も、現場にはない
コロナ禍を、私は飲食店の隣で経験しました。物価高も、人手不足も、光熱費の高騰も、全部お客さまである飲食店の悲鳴として、私のところに届いてきました。
みんな、必死です。仕込みをして、ホールを回して、シフトを組んで、原価と睨めっこして、それでも笑顔でお客さまを迎える。一日が終わって、やっと椅子に座ったときには、もう深夜です。
そんな人に、「新メニューが出たなら、プレスリリースを出しましょう」なんて、誰が言えるでしょうか。
- リリースの書き方なんて習ったことがない
- 書く時間も、書ける気力も、営業後には残っていない
- そもそも配信サービスは、一本出すのに数万円かかる
私たちの調査では、一般的なプレスリリース配信の単発料金は、だいたい2万5,000円から4万円ほど。決して法外な金額ではありません。企業の広報部にとっては妥当な投資でしょう。でも、日々の売上を1円単位で見ている個人店にとって、「一本の告知に3万円」は、あまりに重い。
やりたくても、時間がない。お金もない。だから発信できない。だから知られない。だから埋もれる——この悪循環の中で、どれだけの「いい店」が消えていったか。
しかも、この数年は特に過酷でした。仕入れ値は上がり続け、電気代も上がり、人件費も上がる。それでもお客さまに出す値段は、そう簡単には上げられない。ぎりぎりの利益の中で、「広報にお金を回す」なんて、多くのお店にとっては夢のまた夢です。優先順位を考えれば、当然です。今日の仕入れと、明日のシフトと、月末の支払い。その先に、ようやく「発信」がある。いや、多くの場合、そこまで手が回らない。
私は、ここをなんとかしたかったんです。発信を「余裕のある店だけの贅沢」から、「どんな店でも当たり前にできること」に変えたかった。
既存のPRサービスには、飲食店の居場所がなかった
立派なサービスは、いくつもある。でも——
誤解しないでいただきたいのですが、世の中のプレスリリース配信サービスは、どれも本当に立派です。長年かけて何百というメディアとの関係を築き、信頼を積み上げてきた。私は同業として、心から尊敬しています。
ただ、飲食店の集客を専門にやってきた私の目線で見ると、どうしても「ここが足りない」と感じる点が、三つありました。これは他社さんを批判したいのではなく、あくまで私たちの調査で「見当たらなかった」という事実として、正直にお伝えします。
一つ目は、価格です。 前述のとおり、単発で数万円。企業向けの設計なので当然です。でも、これでは個人店は使えません。月に何本も出したい繁盛店ならなおさら、一本ごとに数万円は現実的ではない。「無料で始められて、それでもちゃんと届く」——そういう選択肢が、私たちが探した範囲では見当たりませんでした。飲食店が気軽に、継続的に発信できる価格の入口が、どこにもなかったんです。
二つ目は、飲食への非特化です。 どのサービスも、IT企業も、メーカーも、飲食店も、同じフォーマットで扱います。汎用的であることは強みでもあります。でも、飲食店には飲食店ならではの発信があるはずです。新メニュー、季節限定、周年、リニューアル、フェア、コラボ、受賞、そして——閉店。しかも飲食店の情報で一番強いのは、料理の「写真」です。汎用フォーマットでは、その一番の武器を活かしきれない。飲食店の「一生」と「らしさ」に寄り添う設計は、見当たりませんでした。
三つ目、これが一番大きい。閉店を扱う枠が、どこにもなかったんです。
なぜ、開店だけが祝われて、閉店は闇に消えるのか
考えてみてください。日本では、1年間におよそ6万店の飲食店が新しく開店すると言われています。そしてほぼ同じ数、およそ6万店が、静かに閉店していきます。
開店の情報を扱うサービスは、それこそ星の数ほどあります。グルメサイトも、SNSも、メディアも、こぞって「ニューオープン」を取り上げます。華やかで、明るくて、みんなが好きな話題だから。
でも、閉店の情報を世に伝える手段は、私が探しても、どこにもありませんでした。
これは、おかしいと思いませんか。
閉店には、たくさんの人の思いが詰まっています。「最後にもう一度、あの味を食べたい」という常連さんの思い。「閉店セールがあるなら駆けつけたい」というファンの思い。「あの物件が空くなら、跡地で店をやりたい」という次の挑戦者の思い。「居抜きで厨房設備を引き継ぎたい」という開業希望者の思い。
閉店は、終わりであると同時に、誰かにとっての「始まり」の入り口でもあるんです。なのに、その情報が誰にも届かないまま消えていく。これほどもったいないことはない、と私は思いました。
考えてみれば、これは飲食業界全体にとっての損失でもあります。年間6万店が閉じているのに、その一つひとつがどこで、いつ、なぜ閉じたのか——そのデータは、どこにもまとまっていない。跡地を探す人も、居抜きを探す人も、業界の動きを追いたいメディアも、みんな情報にアクセスできない。開店情報だけが記録され、閉店情報は最初から存在しなかったかのように消えていく。この「片側だけの世界」を、私はずっと不自然だと感じていました。
「今ここにない未来は自分で作る」——だから、作りました
探して、なかったなら、作ればいい
無料で使えて、飲食店に特化していて、開店から閉店まで店の一生に寄り添うPR配信サービス。
私はそれを、ずいぶん長いこと探しました。あればお客さまに勧めたかった。でも、どれだけ探しても、そのものズバリのサービスは見つからなかった。
そこで私は、いつもの結論に行き着きました。うちの会社の行動指針、「今ここにない未来は自分で作る」です。
ないなら、作る。飲食店の集客を10年以上やってきて、1000店舗を超える現場を見てきた私たちが作らなくて、誰が作るんだ——そう腹を括りました。
こうして生まれたのが、飲食店専門のプレスリリース配信サービス「プレスデリ」です。

正直に言えば、無謀な挑戦だという自覚もありました。プレスリリース配信という世界には、長年かけて何百というメディアとの信頼関係を築いてきた先輩サービスが、いくつもあります。その「メディアとのつながり」は、一朝一夕には作れません。私にもそれはよく分かっていました。
でも、私たちには私たちにしか出せない価値がある、とも思ったんです。飲食店の集客を専門にやってきた10年分の現場感。1000店舗を超えるお店との関係。飲食に特化しているからこそ、飲食店の言葉で、飲食店のために設計できる。大きな会社が「飲食も扱える」のに対して、私たちは「飲食のことしか考えていない」。この一点突破なら、勝負できる。そう腹を決めました。
コンセプトは「AIエージェント時代の、優しいプレスデリバリーシステム」
プレスデリ。プレス(発信)を、デリバリー(届ける)する。そこに、私たちらしい「優しさ」を込めたつもりです。
正式なコンセプトは、「AIエージェント時代の、優しいプレスデリバリーシステム」。そしてポジショニングは、「開店から閉店まで、店の一生に寄り添う」。
「AIエージェント時代」と言うと、なんだか難しそうに聞こえるかもしれません。でも、やっていることはとてもシンプルです。飲食店の現場が抱える「時間がない」「書けない」「お金がない」という三つの壁を、今の技術で全部なくしてしまおう、というだけの話です。
そして「優しい」という言葉を、私はどうしても入れたかった。技術は、人を急かすためではなく、人にそっと手を貸すためにある。プレスデリは、パソコンが得意な人のためのサービスではありません。むしろ、発信が苦手で、後回しにしてきて、「うちなんかが」と思っているお店にこそ使ってほしい。だから、優しくあることを一番の設計思想に据えました。うちの理念「美味しいを科学する」は、突き詰めれば「美味しいを、ちゃんと届くようにする」ことだと私は思っています。プレスデリは、その理念の延長線上にあります。
順番に、プレスデリで何ができるのかをお話しします。開店の物語、日常の物語、そして閉店の物語。三つの物語として、ご紹介させてください。
プレスデリでできること①——「はじまりの日」を、ちゃんと祝う
開業したての店を、私たちは全力で応援したい
新しくお店を開くとき、いちばんお金がなくて、いちばん知られていなくて、いちばん助けが必要なのは、開業直後です。
だから私たちは、創業応援プランを用意しました。開業から12ヶ月以内のお店なら、月に1本のリリースを、まる1年間、0円で配信できます。しかも、そのとき出した記事は掲載期間が無期限。ずっと消えずに、あなたの店の「はじまりの記録」として残り続けます。
開業して最初の1年。オープンしました、ランチを始めました、テラス席ができました、名物メニューが決まりました、地元の食材フェアをやります、初めての周年を迎えます——伝えたいことは、次から次へと出てきます。その一つひとつを、お金の心配なく、世の中に発信できる。これが、私が創業したての店に一番贈りたかったものです。
改めて、価格のことを正直にお話しします。一般的なプレスリリース配信は、単発でおよそ2万5,000円から4万円(当社調べ)。それに対してプレスデリは、無料の「Free」から始められる価格設計にしました。創業応援プランなら、12本分の配信が、まるまる0円。仮に一般的な相場で12本出したら、数十万円かかる計算です。その差を、私は「開業したてのお店へのご祝儀」だと思っています。お店を始めるという勇気ある一歩に、街の誰よりも早く、拍手を送りたいんです。
「書く時間がない」なら、質問に答えるだけでいい
「でも、リリースの文章なんて書けないよ」——その声が聞こえてきます。大丈夫です。
プレスデリには、AIによる原稿作成のお手伝いが、無料で付いています。難しいことは何もありません。いくつかの簡単な質問に、あなたの言葉で答えるだけ。「何のお店ですか」「今回伝えたいことは」「こだわりは」——そんな問いに答えていくうちに、ちゃんとした体裁のプレスリリース原稿が出来上がります。
パソコンが苦手でも、文章に自信がなくても、問題ありません。あなたはただ、自分のお店のことを、いつもお客さまに話すように語ればいい。あとは、プレスデリが記事の形に整えます。
たとえば、新しく始めた土鍋ご飯を発信したいとします。画面の質問に、こう答えるだけです。「何のお知らせ?」→「新メニューの土鍋ご飯」。「こだわりは?」→「契約農家さんの新米を、注文が入ってから一合ずつ炊く」。「食べてほしい人は?」→「炊きたてのご飯が好きな人、ちょっと贅沢なランチを探している人」。たったこれだけで、見出しの付いた、ちゃんと読ませる形のプレスリリース原稿が立ち上がります。あとは、気になるところを手直しして、写真を添えて、公開ボタンを押すだけ。営業後の疲れた頭でも、これなら15分あればできます。
それでも無理なら、「まるごと」私たちに任せてください
「質問に答えるのも正直しんどい。営業が終わったら、もう何もしたくない」——その気持ちも、痛いほどわかります。
そんな方のために、まるごと代行というサービスも用意しました。取材から、飲食店専門のカメラマンによる撮影、原稿の執筆、配信まで、ぜんぶこちらで引き受けます。料金は1件99,800円(税込)。あなたは、いつもどおりお店に立っているだけでいい。私たちがお店に伺って、話を聞いて、料理を撮って、記事にして、世に送り出す。忙しくて手が回らないお店にこそ、この「まるごと」を使ってほしいと思っています。
写真の力を、私は現場で嫌というほど知っています。同じ料理でも、撮り方一つで「食べたい」と思わせる力がまるで違う。湯気の立ち方、照りの出方、器との余白の取り方——飲食を撮り慣れたカメラマンは、その一皿が一番おいしそうに見える瞬間を、ちゃんと知っています。ライティング一つ、角度一つで、料理は見違えます。だからこそ、飲食専門のカメラマンにこだわりました。
私は取材に立ち会うたびに思います。お店の人が、自分では「当たり前」だと思っていることの中に、実は一番の魅力が隠れている、と。「この出汁、朝4時から引いてるんですよ」「この器、作家さんに特注で焼いてもらってて」——ご主人がぽろっと漏らす一言に、お客さまの心を動かす物語が詰まっている。それをプロが引き出して、文章にして、写真にして、世に届ける。「書けなくても、大丈夫」——これは私たちの本気の約束です。
プレスデリでできること②——「日常」を、資産に変える
一本のリリースが、ネット上に残り続ける
お店の日常には、発信のネタが埋もれています。少し挙げてみましょうか。
- 季節の変わり目のグランドメニュー刷新
- 産地直送の限定食材フェア
- 近隣店や生産者とのコラボ企画
- コンテストや口コミサイトでの受賞
- テレビ・雑誌へのメディア掲載
- 店内リニューアル、席数の増加、個室の新設
- ランチ営業やテイクアウトの開始
- 周年、記念日、感謝祭
どうでしょう。あなたが「わざわざ言うことでもないか」と思って見過ごしてきたことの中に、お客さまが本当は知りたい情報が、こんなにたくさん眠っています。発信しないのは、宝物を金庫にしまったまま忘れているようなものです。
プレスデリで配信したリリースは、検索エンジンにもきちんと届くように設計しています。有料プランやスポット配信の記事は掲載無期限。一度出したリリースが消えずにネット上に残り、あなたのお店を24時間、探している人に紹介し続けてくれます。SNSの投稿が数時間で流れていってしまうのとは違い、リリースは「積み上がる」んです。一本一本が、お店の「資産」として蓄積されていく。半年後、一年後に「あの店、気になる」と検索した人を、過去のリリースが静かに出迎えてくれる。そういう働き方をしてくれます。
「注文伝票」を、機械が勝手に書いてくれる時代
もう一つ、プレスデリには少し先を行った仕組みがあります。それが「AIエージェント時代」という言葉に込めた部分です。
たとえば、あなたのお店の予約システムや管理画面から、新メニューの情報を「そのままプレスデリに流す」ということが、技術的にできるようになっています。これを実現しているのが、機械と機械が情報をやりとりする仕組みです。
難しく聞こえますか。でも、飲食店にたとえれば、これはホールから厨房に回す「注文伝票」とまったく同じです。お客さまがテーブルで注文すると、ホールスタッフが伝票を書いて、厨房に回す。厨房はその伝票を見て料理を作る。人間同士なら伝票、機械同士なら決まった形のデータ——役割は同じです。
大事なのは、この「伝票」を、あなたが自分で書く必要はまったくないということ。今は、AIエージェントと呼ばれる賢い助手に、普通の言葉で「新メニューのお知らせを出しておいて」と話しかければ、その助手が裏で伝票を書いて、プレスデリに届けてくれる。そういう時代が、もう来ています。
誤解のないように言っておくと、この仕組みは「使いたい人だけ使えばいい」ものです。難しそうだと感じたら、まったく気にしなくて大丈夫。手で一本ずつ、心を込めて書いていただくのも、もちろん大歓迎です。ただ、いつか「毎回手で入力するのは大変だな」と思ったとき、この扉が開いていることだけ、頭の隅に置いておいてください。あなたのペースで、できることから。それがプレスデリの流儀です。
私たちが調べた限り、こうした「機械が自動で発信できる仕組み」を、追加料金なしの標準機能として飲食店に開いているPR配信サービスは、見当たりませんでした。だから、作りました。プレスデリは、その仕組みを、無料で使える形で標準搭載しています。先を行きすぎず、でも、ちゃんと先を見据えて。「AIエージェント時代の、優しいプレスデリバリーシステム」という言葉には、そういう気持ちを込めています。
プレスデリでできること③——「おわりの日」に、ちゃんと寄り添う
閉店リリースは、無料。掲載も、無期限
そして、これが私が一番作りたかった機能です。
プレスデリには、閉店リリース専用の枠があります。最終営業日、お客さまへの感謝の言葉、閉店セールの案内、跡地や居抜きの情報、移転先——閉店にまつわる情報を、きちんとした形で世の中に残せます。
しかも、閉店リリースは完全無料。掲載期間も無期限です。
なぜ無料なのか。理由はシンプルです。閉店するお店から、お金を取りたくないからです。
店をたたむというのは、経営者にとって身を切るような決断です。何年も、何十年も続けてきたお店を閉じるとき、その胸の内は、私には計り知れません。そのお店から配信料をいただくなんて、私にはどうしてもできませんでした。だから閉店リリースは、ずっと0円。あなたの店の最後の言葉を、無料で、消えることなく、世の中に残します。冒頭に書いた、あの「角のめくれた貼り紙」を、もう誰にも見過ごされないようにしたい。その一心です。
そして、掲載が無期限であることには、もう一つの意味があります。閉店リリースは、そのお店が「たしかに、ここにあった」という記録になります。何年通ったか分からない常連さんが、ふとした夜に検索して、あの店のページにたどり着く。「短い間でしたが、幸せでした」というオーナーの最後の言葉を、もう一度読む。ラーメン一杯に涙したあの日を思い出す——そういう場所として、ネットの片隅に静かに残り続けます。それは、お店の「記念碑」のようなものかもしれません。開店の華やかさだけでなく、閉店の尊さにも、ちゃんと光を当てたい。私はそう思っています。
「閉店ウォッチ」で、次の誰かにバトンを渡す
閉店の情報は、実は多くの人が待っています。
「あの店の跡地が空くなら、そこで自分の店を始めたい」。「厨房設備を居抜きで引き継げるなら、開業コストが大きく下がる」。「移転先が決まっているなら、そこまで会いに行きたい」。
プレスデリには、そんな人たちのための「閉店ウォッチ」という購読機能があります。閉店情報が出たら、跡地や居抜きを探している人のもとへ、ちゃんと届く。エリアや業態で絞って、自分の関心に合った閉店情報だけを受け取ることもできます。物件を探して不動産サイトを毎日眺めている人にとって、「厨房設備がそのまま残る居抜き物件」の情報は、喉から手が出るほど欲しいものです。開業コストは、居抜きかスケルトンかで、何百万円も変わってくる。閉店するお店にとっても、設備を丁寧に引き継いでくれる次の人が見つかるのは、ありがたいことのはずです。
想像してみてください。長年通ったお店の閉店を知って、最終日に駆けつけた常連さんが、涙ぐみながら「ごちそうさま」を伝える。その同じ情報を見て、独立を夢見てきた若い料理人が、「この厨房を、この物件を、自分が受け継ぎたい」と手を挙げる。ひとつの暖簾が下りたその場所に、また新しい暖簾が上がる。
これって、素敵なことじゃないですか。閉店を、ただの「消滅」で終わらせない。感謝と一緒に、次の挑戦者へバトンを手渡す。プレスデリの閉店リリースは、そのバトンパスの受け渡し場所でありたいと思っています。
一つの店の終わりが、次の誰かの始まりにつながる。バトンが、静かに渡っていく。閉店を「終わり」で終わらせない。これこそが、「開店から閉店まで、店の一生に寄り添う」というポジショニングに込めた、私の本当の願いです。冒頭の、あの角のめくれた貼り紙。あれをもう二度と、誰にも見過ごされないようにする。それが、このサービスの原点です。
正直に言うと、これは「儲け話」ではありません
閉店リリースが無料である以上、大儲けはできない
ここまで読んで、勘のいい方はこう思ったかもしれません。「そんなに無料だらけで、商売として成り立つの?」と。
正直にお答えします。プレスデリは、短期間でどかんと儲けるためのサービスではありません。閉店リリースは無料、創業応援プランも無料、AIの原稿作成も無料、発信を自動化する仕組みも無料。うちのスタッフに「本当にこれで大丈夫ですか」と何度も確認されたくらいです。
それでもこの設計にしたのは、私が「三方よし」という考え方を信じているからです。私たち(作り手)と、お店(使い手)と、その先のお客さま(食べる人)。この三者の誰かが損をするような仕事は、長続きしないし、そもそもやる意味がない。閉店するお店からお金を取って、それで得た利益で会社を潤わせても、私はまったく嬉しくないんです。
もちろん、事業として続けていくためには、きちんと対価をいただく部分も必要です。掲載を無期限で残したい、もっと本数を出したい、写真もプロに任せたい——そういう「もっと」の部分で、きちんとお代をいただく。その利益で、無料の部分を支える。そういう健全な循環を作りたいと思っています。派手ではないけれど、長く、真面目に、飲食店の隣に居続けられるサービス。それが私の目指す形です。
受け取る人がいて、発信ははじめて完成する
もう一つ、大事なことをお伝えしておきます。プレスリリースは、出しただけでは半分しか完成していません。それを「受け取る人」がいて、はじめて意味を持ちます。
だからプレスデリは、発信するお店だけでなく、受け取る人たちの居心地も、同じくらい大切にしています。担当エリアの新店を追いかけたいメディアの記者さん。話題のお店をいち早く紹介したいグルメインフルエンサーさん。跡地や居抜き物件を探している開業希望者さん。そして単純に、「近所の美味しいお店の情報を見逃したくない」という食いしん坊のみなさん。
こうした受け取り手が育っていくほど、飲食店の発信は遠くまで届くようになります。逆に言えば、あなたが「受け取る側」に回ってくれることが、どこかの頑張っているお店の背中を、そっと押すことになる。発信する人と、受け取る人。この両方がそろって、はじめてプレスデリは生きてくるんです。
グルメが好きな方には、ぜひ気軽に「受け取る側」になっていただきたいと思っています。特別な資格も、難しい手続きもいりません。近所に新しいお店ができたら、いち早く知りたい。あの店が新メニューを出したら、真っ先に食べに行きたい。そういう気持ちがあれば、それだけで十分です。あなたが受け取ったその一通が、まだ知られていない名店との出会いになるかもしれない。そう考えると、なんだかワクワクしませんか。飲食店を応援するというのは、なにも特別なことではなくて、「知って、食べに行く」——ただそれだけのことから始まるんです。
これは、ほんの「はじまりの一歩」です
プレスデリは、飲食店の広報・発信を助けるサービスとして生まれました。でも、私が本当に見ている景色は、もう少し先にあります。
飲食店の経営には、パソコンの前でやらなければいけない作業が、山のようにあります。発信だけじゃない。販促の企画、集客の分析、日々の売上レポート、事務作業、各種の申請——本当は料理とお客さまに集中したいのに、事務仕事に時間を奪われている。私はその現実も、現場でずっと見てきました。
だから私は、こうした「パソコンでやる仕事」を、賢い助手にどんどん任せられる時代を作りたいと思っています。プレスデリは、その大きな構想の、第一弾です。まずは「広報・発信」から。この先、販促や集客、事務やレポートといった領域にも広げていく——これはまだ構想段階のお話で、あくまで「予定」ですが、私は本気でその未来を作るつもりです。
自然な会話で、面倒な作業が片づいていく。お店の人が、料理とお客さまに、まっすぐ向き合える。そんな未来の入口として、まずはプレスデリを、あなたのお店に届けたいんです。
そして、これを一緒に始めてくれる「創業メンバー」を募集します
グランドオープンは2026年9月1日
プレスデリは、2026年9月1日(火)にグランドオープンします。
今はその前の、大切な準備期間です。私たちは今、「創業メンバー」として一緒にスタートを切ってくださるお店を、先行して募集しています。まだ世に出る前の、生まれたてのサービス。だからこそ、最初の仲間に加わってくださる方には、心からの感謝を込めて、精一杯の特典をご用意しました。
サービスというのは、作った瞬間に完成するものではありません。実際に使ってくださるお店の声を聞きながら、少しずつ育てていくものです。だから、立ち上げの一番最初に手を挙げてくださる方を、私たちは心から特別な存在だと思っています。
「あの店、プレスデリの創業メンバーだったんだよ」——いつか、そう言ってもらえるサービスに育てたい。最初の一歩を一緒に踏み出してくださった方には、その歴史の証人として、これから先もずっと大切にしていきたいと思っています。皆さんの「使いにくい」「ここが欲しい」という声こそが、プレスデリを本物にしてくれます。私は、その声を聞くのが今から楽しみで仕方ありません。
「創業メンバー」の特典や詳しいご案内は、こちらのキャンペーンページにまとめました。9月1日を、ぜひ一緒に迎えさせてください。
メディア関係者・グルメ好きの方は、無料で「受け取る側」に
そして、この物語には、もう一人の主役がいます。リリースを受け取る側の方々です。
「新しくできたお店の情報を、いち早く知りたい」。「担当エリアの飲食店の動きを、まとめて追いたい」というメディア関係者の方。「近所の店の新メニューや、閉店セールの情報を見逃したくない」というグルメ好きの方。
そういう方は、プレスデリの購読登録を、ぜひどうぞ。無料で、飲食店から届く生の情報を、いち早く受け取れます。もちろん「閉店ウォッチ」も購読できます。
発信する店と、受け取る人。その両方がそろって初めて、この仕組みは意味を持ちます。あなたが受け取り手になってくれることが、どこかの飲食店の背中を押すことになる。私は本気でそう思っています。
最後に——飲食店を、応援したいだけなんです
正直に言います。プレスデリを作った理由は、突き詰めれば一つしかありません。
飲食店を、応援したいから。
これだけです。
美味しい料理を作る人が、「知られていない」というだけで消えていくのを、もう見たくない。開業した日と同じくらい、閉店の日にも光が当たってほしい。時間がなくても、お金がなくても、文章が書けなくても、伝えたいことをちゃんと世の中に届けられる場所を作りたかった。
きれいごとに聞こえるかもしれません。でも、飲食店という仕事を、私は本気で尊いと思っているんです。誰かのお腹を満たし、誰かの記念日を彩り、誰かの疲れた一日を、たった一杯の味噌汁で救ってしまう。そんな仕事が、他にどれだけあるでしょうか。その尊い仕事を続ける人たちが、少しでも報われてほしい。少しでも長く、その灯りを街に灯し続けてほしい。プレスデリは、そのための、私なりの精一杯の道具です。
飲食店のWEB集客を10年以上やってきて、1000を超えるお店の喜びと悔しさを隣で見てきた私だからこそ、作れるものがあると信じています。まだ生まれたてのサービスで、至らないところもたくさんあるでしょう。うまくいかないことも、きっと出てきます。それでも、育てていきます。あなたと一緒に。
一皿の料理には、作り手の人生が詰まっています。仕入れに走った朝も、閉店後に一人で仕込む夜も、原価に頭を悩ませた月末も、全部ひっくるめて、あの一皿になっている。そういう料理を、そういうお店を、「知られていない」というだけの理由で失いたくない。街から一軒、また一軒と灯りが消えていくのを、指をくわえて見ているのは、もう嫌なんです。
私にできるのは、発信という一つの灯りを、ともしやすくすることだけかもしれません。それでも、その小さな灯りが、どこかのお店の運命を、ほんの少しでも明るいほうへ動かせるなら。私は、この仕事に人生の時間を使う価値があると、心から思っています。
あなたのお店の「はじまり」も、「日常」も、そしていつか来る「おわり」も。その一生に、プレスデリを寄り添わせてください。
- お店を発信する側として参加したい方 → 創業メンバー先行登録はこちら
- リリースを受け取りたい方(無料) → 購読登録はこちら
- まずはサービス全体を見てみたい方 → プレスデリ公式サイト
2026年9月1日。あの「角のめくれた貼り紙」を、もう誰にも見過ごさせない未来を、一緒に始めましょう。
株式会社デリシャスノーツでは、飲食店さま向けにWEB集客・情報発信のご支援をしています。「うちの店に合った発信のやり方を一緒に考えてほしい」というご相談は、お問い合わせフォームよりお気軽にお寄せください。
